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フォークリフト免許・資格を最短取得方法|費用・日数・試験合格点・主要モデルを解説

荷物の積み下ろしや運搬を容易におこなえるフォークリフトは、物流業や建設業などさまざまな業界で重宝されています。フォークリフトの免許は、数日で取得できるため、仕事をしながら免許の取得が目指せます。そこで、フォークリフトの免許を取得し、キャリアの幅を広げたいと考えるかもしれません。

本記事では、費用や取得にかかる日数、試験内容を解説します。効率的な免許の取り方や働きながら取得したいときにお役立てください。

目次

フォークリフト免許の必要性・取得したほうがいい業種


フォークリフト免許の必要性、取得しておくと有利な業種を紹介します。

フォークリフト免許が必要な理由

フォークリフト免許は、荷役運搬作業のある現場において必要不可欠な資格です。
倉庫業や物流業、建設業など多くの現場でフォークリフトを使用して荷物の運搬や積み下ろしをおこなっています。
そして、労働安全衛生法によってフォークリフトの運転には、免許の取得が義務づけられています。たとえ敷地内であっても、フォークリフトの操作には免許が必要なため、欠かせない免許です。

フォークリフトを運転できる免許の種類

フォークリフトは、「操縦」と「公道の運転」で2種類の免許が必要です。さらに、最高速度と最大積載量によって、必要な免許が異なります。
「フォークリフト免許」と呼ばれているものの正式名称は「フォークリフト運転特別教育修了証」「フォークリフト運転技能講習修了証」となります。

車両条件 免許の種類
フォークリフトの操縦 積載量1t未満 フォークリフト運転特別教育修了証
積載量1t以上 フォークリフト運転技能講習修了証
フォークリフトで公道を走行 最高速度15km/h以下 小型特殊免許、普通自動車免許、中型免許、大型免許のいずれか
最高速度15km/h以上 大型特殊免許

「フォークリフト免許」と呼ばれているものの正式名称は「フォークリフト運転特別教育修了証」「フォークリフト運転技能講習修了証」となります。

免許を持たない場合のリスクとは?

無免許でフォークリフトを操縦・運転すると、「30万円以下の罰金」または「最大7年の懲役」が課せられます。

罰則の対象者は、次の3名です。

・無免許運転した者
・監督不行き届きの企業
・企業の代表者

労働安全衛生法第36条では、フォークリフトを運転する者は、免許取得が義務づけられています。無免許での運転は法律違反となり、運転した個人と企業どちらにも30万円以下の罰金が科せられます。

さらに、無免許運転によって事故が発生すると、懲役刑となる場合があります。人身傷害や死亡事故のケースでは、過失致死や業務上過失傷害などで刑事責任を問われます。過失の程度や状況によって異なりますが、最大7年の懲役です。

免許を取得すべき業種

フォークリフトの使用が日常的で、免許取得が有利な業種を表にまとめました。フォークリフトが必要な業務をあわせて掲載するため、参考にしてください。

業種 業務
物流業(倉庫業、配送業) 荷物の積み込みや積み下ろし、倉庫内での移動作業に使用。

荷物の移動が多い倉庫内や配送センターでは、商品のピッキング(取り出し)や整理、出荷準備作業などで活躍。

製造業(工場、製造ライン) 原材料や完成品を運ぶ際に使用。

工場内の各部門間での材料の移動や、完成品の積み下ろしが主な業務。

建設業(現場作業、資材運搬) 大型の建材や重機部品、建設用具などの移動に役立つ。

現場内での狭いスペースでも操作ができるサイドフォークリフトやウォーキーフォークリフトなどが重宝される。

小売業(ホームセンター、ディスカウントストア) 商品の在庫管理や棚への陳列作業で使用。

倉庫から店舗への商品移動や大型商品を扱う場合に欠かせない。

農業(農産物の運搬、農業資材) 収穫した作物の運搬に使用。

農業資材(肥料や道具)の搬入にも活用でき、農作業の効率を大きく向上する。

産業廃棄物処理業 金属やプラスチック、紙、ガラスなどの廃棄物を集め、処理場までの運搬に使用。

フォークリフト免許取得にかかる日数


フォークリフト免許を取得するには、都道府県の労働局に登録された教習機関で講習と実習を受講します。受講に必要な日数は、取得する免許の種類や所持している運転免許によって異なります。
本章では、さまざまな条件で免許取得にかかる日数を紹介します。

免許取得に要する最短日数

フォークリフト免許の取得にかかる日数は、最短2日です。最大でも5日程度と、短期間で取得できます。
ただし、取得する免許の種類と、どんな免許を所持しているのかによってかかる日数が異なるため、注意しましょう。

積載量1トン未満「フォークリフト運転特別教育修了証」の取得にかかる日数

「フォークリフト運転特別教育修了証」は、講習を受けるだけで免許を取得できます。講習時間は12時間で、日数にすると2日程度です。
講習時間の内訳は、「学科6時間」「実技6時間」です。

積載量1トン以上「フォークリフト運転技能講習」の取得にかかる日数

フォークリフト運転技能講習の受講にかかる時間と日数は、所持している免許によって異なります。
所持免許別にまとめたので、参考にしてください。

免許の種類 条件 時間 目安の日数
大型特殊免許 なし 11時間(学科7時間/実技4時間) 約2日
カタピラ限定の大型特殊免許 
大型免許
中型免許
準中型免許
普通免許
フォークリフト運転特別教育の講習を受け、3ヶ月以上の実務経験あり
フォークリフト運転特別教育の講習を受けたことがない 31時間(学科7時間/実技24時間) 約5日
免許なし フォークリフト運転特別教育の講習を受け、6ヶ月以上の実務経験あり 15時間(走行学科4時間/学科7時間/実技4時間)
フォークリフト運転特別教育の講習を受けたことがない 35時間(走行学科4時間/学科7時間/実技24時間)

土日の講習が可能なケース

働きながら取得を目指すとき、平日に講習を受けるのは難しいかもしれません。その場合、土日に講習を受けられます。
また、講習は数日間連続で受ける必要がなく、日や週をまたいで受けることも可能です。

「毎週土日を使って5日間」「平日と土日をあわせて5日間」など、都合に合わせて講習を組み合わせましょう。

フォークリフト免許の取得費用と補助制度


フォークリフト免許の取得にかかる費用を解説します。利用できる補助金制度も紹介するため、参考にしてください。

教習所にかかる主な費用

教習所にかかる費用は、免許の種類と講習時間によって異なります。下表にかかる費用をまとめたので、参考にしてください。

免許の種類 時間 費用
フォークリフト運転特別教育 12時間 15,000円〜20,000円
フォークリフト運転技能講習 11時間 14,000円〜23,000円
15時間 16,000円〜23,000円
31時間 33,000円〜42,000円
35時間 37,000円〜45,000円

最大でも5万円と安い費用で取得できるのは大きな魅力です。教習所によって料金に変動があるので、複数の教習所を比較してご検討ください。
料金が安いからといって質が落ちるわけではありませんが、口コミや評判を確認して、自分に合った教習所を選ぶことが大切です。

テキストや写真にかかる費用

フォークリフト免許の講習には、テキストや参考書が必要です。これらの教材費は、1,000円〜3,000円程度です。
教習所によっては、実技で使う写真や動画、機材に関する費用が加算されることもあります。

また、一般的に教材費は教習所のパッケージには含まれていることが多いです。

補助試験にかかる費用

学科や実技の支援で不合格となった場合、再度試験を受けなくてはなりません。その際、追加でお金がかかります。
補助試験の価格相場は、次のとおりです。

・学科試験:3,000円
・実技試験:5,000円

修了証の発行にかかる費用

修了証の発行に費用はかかりませんが、修了証用の証明写真が必要になります。
500〜1,000円が相場となり、教習所内の撮影場所で写真を撮れます。
もちろん、自宅から証明写真を持ち込むことも可能です。

補助制度や費用補助の活用方法

フォークリフト運転技能講習を受講するとき、「教育訓練給付制度」を使えば給付金をもらえる可能性があります。
もらえる金額は、免許取得にかかる費用の2割です。

ちなみに、教育訓練給付制度とは、働く人の能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることが目的の雇用保険の給付制度です。受給には、次のとおり条件があります。

条件 申請場所
・現在就業している人:雇用保険の被保険者期間が3年以上経過している
・離職している人:雇用されていた期間が3年以上、離職から1年以内
ハローワーク

申請は、最寄りのハローワークでおこなえます。ただし申請には手順があり、教習所への申し込み前にハローワークでの申請が必要です。

フォークリフト免許取得に必要な試験と条件


免許の取得には、学科試験と実技試験に合格しなくてはなりません。
講習内容や試験の合格点、試験に通過するコツをまとめました。参考にしてください。

取得に必要な受講資格

フォークリフトの免許取得における受講資格は、年齢制限のみです。
18歳以上であれば、実務経験がなくても受講できます。

学科試験・実技試験の概要

学科・実技の講習と試験の概要は、次のとおりです。

学科講習:主にフォークリフトの基本的な知識や安全運転に関する講習を受ける。
実技講習:車体の点検、乗車の方法、運転操作方法を学ぶ。実際にフォークリフトを操作する。実際に荷物の積み下ろしをしたり、決められたコースを走行したりが中心。
学科試験:講習で習った内容がマークシート形式で出題される。
実技試験:講習で習った内容がそのまま反映された試験。練習を重ねることが試験対策となる。

 

さらに講習は科目が分かれます。詳細を表にまとめたので、参考にしてください。

【フォークリフト運転特別教育】

講習科目 時間
学科 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 2時間
荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識
フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 1時間
法令に関する知識
実技 走行操作 4時間
荷役操作 2時間

【フォークリフト運転技能講習】

講習科目 時間 コース別受講の有無
11時間コース 15時間コース 31時間コース 35時間コース
走行学科 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 4時間
学科 荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 4時間
フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 2時間
法令に関する知識 1時間
実技 走行操作 20時間
荷役操作 4時間

学科試験の合格点と内訳

学科試験の問題数は、講習で受講した4項目から10問ずつ出題され、合計40問となります。
マークシート式となり、4択の中から適した回答を選びます。試験時間は1時間です。

合格に必要な正答率は、基本は4割です。「荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識」のみ6割の正当が求められます。

点数配分の内訳と合格点を下表にまとめました。

科目 点数配分 合格点
走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 30点 12点
荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 30点 18点
フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 20点 8点
法令に関する知識 20点 8点

講習の内容を問題なく覚えていれば合格できる試験です。事前に十分に復習しましょう。

実技試験のポイント

実技試験では、受講者1名に対し、1名の試験官がついて採点します。実技試験の流れは次のとおりです。

①車両の点検
②乗車する
③前進する
③右折もしくは左折する
④荷物の前で停止する
⑤荷物を持つ
⑥持ったまま後退
⑦後退しながら右折もしくは左折する
⑧停止して再び前進する
⑨障害物を避けながら走行する
⑩所定の位置に荷物を置く
⑪後退しながらスタート位置に戻り停止

 

学科試験よりも不合格になる人が多いです。特に、点検時の指差し確認や、サイドブレーキを解除するタイミングなどで混乱してしまうケースが多いとされています。

また、試験官が最も重視しているのは「安全に運転できているか」です。安全運転を心がけましょう。

そのほか、次のミスがあると不合格となる可能性が高いため、注意してください。

・障害物にぶつかる
・コースを大幅にはみ出す
・荷物を持ち上げている状態でツメの操作をおこなう
・パレットへのフォーク差し込みが不十分
・荷物を高い位置で持ち上げたまま移動する
・フォークで荷物を突いてしまう
・停車位置のミス
・シートベルトの未着用
・時間切れ

試験の合格率

フォークリフト免許の合格率は、非常に高いとされています。学科試験と実技試験の合格率は次のとおりです。

学科試験 実技試験
合格率 約90% 80〜90%
詳細 ・基礎的な安全運転に関する知識が試験内容となるため、事前に学習すれば合格は容易 ・実際に車両を操作する練習がしっかりできていれば、ほとんどの人が合格できる。
・ただ、慣れないうちは緊張でミスをすることがあるため、事前に十分な練習を積むことが大切。

事前に学習と練習をしておけば、容易に合格できる試験です。しっかり対策して試験に挑みましょう。

そのほか、講習を1日でも休んだり、遅刻早退したりすると、失格となるため注意してください。フォークリフトの免許は国家資格のため、講習時間が法令で定められています。
欠席・遅刻・早退による講習時間の不足があると、試験に合格できません。

フォークリフト免許取得の具体的な手順


フォークリフトの免許を取得する際の手順は、次の3ステップです。

【ステップ1】:教習所の選定と申し込み
【ステップ2】:講習受講と試験
【ステップ3】:免許証の交付

それぞれの手順でやることとポイントをまとめました。

ステップ1:教習所の選定と申し込み

教習所の選定と申し込みでやることは主に4つです。

  1. 調査・比較
  2. オンライン申し込み
  3. 書類準備
  4. 日程とコースの決定

①調査・比較
住んでいる地域や職場の近くなど、通いやすい教習所を探します。教習所によって、講習の期間や費用、スケジュールが異なるため、複数の教習所を比較して選定してください。
「教育訓練給付制度」を利用する場合は、対象の教習所が決まっています。対象施設のなかから選定しましょう。

②オンライン申し込み
多くの教習所では、インターネットで事前申し込みができます。必要事項(名前、住所、連絡先、希望日程など)を入力し、教習所に申し込みます。
申し込み後は確認のメールや電話が届くので、指示に従って必要書類を提出します。

③書類準備
窓口での本申し込みは、次の書類が必要です。

申込書

住民票の原本

身分証明書

これらの書類は、事前に準備しておくとスムーズです。受講費用もこのタイミングで支払います。
そのほか、「特別教育修了証」をすでに取得している場合は、コピーを用意しておきます。

④コースの決定
教習所から、講習日程を案内されるので、自分の都合に合わせて、講習日程を選びます。
一般的に「平日コース」や「土日コース」など、コースの選択肢があります。土日コースを選択することで、土日に集中して講習を受けられることが多いです。

ステップ2:講習受講と試験

学科、実技講習と試験を受けます。やることは主に2つです。

  1. 講習の受講
  2. ②試験を受ける

 

①講習の受講
学科と実技の講習を受けます。
学科は、通常は座学ですが実際の操作に関する詳細な解説はビデオを視聴します。実技では、実際にフォークリフトを使って、基本的な操作を学びます。

②試験を受ける
前述のとおり、学科と実技の試験を受けます。

ステップ3:免許証の交付

免許証交付のポイントは、主に3つです。

  1. 合格通知が届く
  2. 免許証発行の手続き
  3. 更新手続き

 

①合格通知が届く
合否の通知は、試験当日ではなく、後日自宅に郵送されます。合格後は、必要書類を教習所に提出して免許証を発行してもらいます。

②免許証発行の手続き
教免許証を交付するための手続きをおこないます。その後、数日以内に自宅にフォークリフト免許証が送付されます。
フォークリフトを運転操作するときは、免許証の携帯が求められています。紛失に注意して、大切に保管してください。

③更新手続き
フォークリフト免許の有効期限は、取得後5年間です。更新するには、更新講習を受ける必要があります。更新を怠ると、免許が失効し再度受講が必要になります。
更新にかかる費用は1万円前後です。

フォークリフト主要モデル


フォークリフトには、さまざまな種類があります。本章では、多くの現場で使用される主要なモデルを紹介します。

・カウンターバランスフォークリフト
・リーチフォークリフト
・サイドフォークリフト
・ウォーキーフォークリフト

カウンターバランスフォークリフト


(引用元:三菱ロジスネクスト)

カウンターバランスフォークリフトの特徴

カウンターバランスフォークリフトは、最も一般的なフォークリフトです。前面に重り(カウンターバランス)を配置して安定性を確保しています。
また、フォークを上下させるためのマストも前面に配置されています。
前方に積み荷を載せた場合でも、重心が後ろにあるため、荷物を安定して運搬できるのが強みです。

主な用途

倉庫内や工場での荷物の運搬、積み降ろし作業に広く使用されています。特に、比較的短い距離での作業に適しています。

費用相場

カウンターバランスフォークリフトの新車と中古車の費用相場は、次のとおりです。

新車:600万円~900万円
中古車:200万円~500万円

リーチフォークリフト


(引用元:トヨタL&F)

リーチフォークリフトの特徴

リーチフォークリフトは、立って運転するフォークリフトです。前方に荷物を載せる際に、フォーク部分を前に伸ばして荷物を掴めます。
前輪と後輪の距離が近く、タイヤが90度近く回転するため、小回りが効くのが特徴です。
ただし車体が小さく重心が高いため、重たい荷物には向きません。

主な用途

小回りが効くため、狭い通路で活躍します。積み上げた荷物を高所から取り下ろすことが得意で、高い棚からのピックアップや積み込み作業に適しています。

費用相場

リーチフォークリフトの新車と中古車の費用相場は、次のとおりです。

新車:700万円~1,000万円
中古車:250万円~600万円

サイドフォークリフト


(引用元:シンフォニアテクノロジー)

サイドフォークリフトの特徴

サイドフォークリフトは、車両の前方ではなく、横に荷物を積めるタイプのフォークリフトです。車体を正面に向けずに、進行方向のまま側面から荷物を積んだり下ろしたりできます。そのほか、長尺物を運搬できるのも特徴です。

主な用途

木材や鉄鋼、長尺物を運ぶのに有効です。工場や資材置き場、建設現場などで利用されます。

費用相場

サイドフォークリフトの新車と中古車の費用相場は、次のとおりです。

新車:800万円~1,200万円
中古車:350万円~700万円

ウォーキーフォークリフト


(引用元:トヨタL&F)

ウォーキーフォークリフトの特徴

ウォーキーフォークリフトは、運転者が歩きながら操作するタイプのフォークリフトです。小回りが効き、狭いスペースでの運転が得意です。店舗内など低い棚の荷物を取り扱うのに活用します。

主な用途

倉庫や物流センター、小売業、冷蔵倉庫などの限られたスペースで作業が必要な場所で特に活躍しています。

費用相場

ウォーキーフォークリフトの新車と中古車の費用相場は、次のとおりです。

新車:300万円~500万円
中古車:100万円~300万円

その他注目すべきフォークリフトの種類

フォークリフトは、他にもさまざまな種類があります。下表に種類、特徴、用途をまとめたので参考にしてください。

名称 特徴 用途
オーダーピッキングトラック ・荷役部分に運転台が備わり、作業車が一緒に上下する。
・高い棚への荷物の積み下ろしを手作業でおこなえる。
倉庫内の商品のオーダーピッキング作業に使用。
マルチディレクショナルフォークリフト ・多方向に走行できる。
・前後左右に移動が可能で、狭い通路でもスムーズに運転できる。
倉庫や工場内などの狭い通路の運搬作業に使用。
パレットスタッキングトラック ・パレットを効率的に積み上げるためのフォークリフト。
・垂直方向の操作に特化。
倉庫内のパレット積み上げ作業や保管作業に使用。
ストラドルフォークリフト ・車両の下部に荷物を挟んで運ぶタイプ。
・コンテナなどの大きな荷物も扱える。
港、空港のコンテナ運搬や、大型荷物の積み下ろし作業に使用。
プラットフォームスタッキングトラック ・横に広がるプラットフォームを持ち、パレットを積み上げる機能に特化。 倉庫や流通センターのパレット積み上げ作業に使用。
ラフテレーンフォークリフト ・不整地でも使用可能。
・大きなタイヤと丈夫なフレームが特徴。
建設現場や不整地での重機運搬作業に使用。
カウンターバランスコンテナハンドラー ・コンテナの持ち上げに特化。
・高いリフト能力を持つ。
港湾や輸送施設のコンテナ運搬と積み下ろし作業に使用。
三方向スタッキングトラック ・3方向に移動可能で、荷物を前方・後方・横方向に効率よく移動できる。 多方向の荷物運搬や、狭い通路の作業に使用。
ラテラルスタッキングトラック ・横向きに動く。
・効率的に横移動でき、狭いスペースで高い積み重ねが可能。
倉庫の効率的な積み重ね作業や狭い場所の運搬に使用。

フォークリフトの免許に関するよくある質問


フォークリフトの免許を取得する際のよくある質問に回答します。

フォークリフトの免許取得は難しいですか?

フォークリフト免許の取得は、難しくありません。学科、実技どちらも講習の内容がそのまま試験となるためです。
いくら簡単とはいえ、準備が不足していると試験の通過は難しいです。事前にしっかりと対策しましょう。

免許の再発行はできますか?

フォークリフトの免許は、免許の交付を受けた教習所で再発行できます。その際、「再交付申込書」を提出します。
フォークリフトを業務で扱うときは、免許の携帯が義務付けられているので紛失した場合は速やかに再交付手続きをおこなってください。
また、氏名に変更があった際も書き換えの手続きが必要です。

まとめ

フォークリフトは、小型の荷物から大型のコンテナまで運べるため、さまざまな業種で重宝される乗り物です。
フォークリフトの免許は、2〜5日で取得でき、土日に講習と試験を受けられるため、働きながら無理なく取得を目指せます。かかる費用も最大で5万円となり、負担なく業務の幅を広げられるのが魅力です。
ただし、フォークリフトの種類によって必要な免許が異なります。「これから目指すキャリア」を考えながら取得する免許を決めてみてください。

  • フォークリフトの免許は、積載量1トン未満なら「フォークリフト運転特別教育修了証」、積載量1トン以上なら「フォークリフト運転技能講習修了証」
  • 2〜5日で取得でき、現在所有している免許の種類によって日数が異なる
  • 取得にかかる費用は14,000〜45,000円程度
  • 合格率は90%程度のため、事前に準備をしていれば容易に合格できる

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