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人気の2tトラック(2トン車)のサイズを解説!積載量・総重量・燃費・3トン車との違い

2tトラック(2トン車)は、積載量とサイズのバランスに優れ、幅広い現場で活躍するトラックです。
この記事では、寸法や形状、燃費などの特徴をくわしく解説します。

目次

2tトラック(2トン車)とは?


2トントラック(2トン車)は、最大積載量が約2トンの小型トラックです。街中での配送や建設資材の運搬、引っ越し作業など幅広い用途で活躍し、多くの事業者に選ばれています。

特に都市部では、中型や大型トラックでは入れない場所でも小回りがきき、一定量の荷物を運べる積載力の両立が評価されています。

2トントラックのサイズや総重量の目安は、以下のとおりです。

項目 目安
全長 4.7〜6m
全幅 1.7〜2.2m
全高 2〜3m
最大積載量 約2t
車両総重量 4.5〜5t

※寸法や重量は、車両の仕様(平ボディ、ロングボディ、ワイドキャビンなど)や装備内容によって異なります。

2tトラック(2トン車)の形状


2トントラックにはさまざまな形状があり、積む荷物の種類や作業内容によって最適なボディタイプが異なります。代表的な形状は、平ボディ・バン・ダンプ・クレーン付き(ユニック)・冷蔵冷凍車です。
本章では、それぞれの形状の特徴と活躍する現場や仕事を解説します。

平ボディ


【平ボディトラックの特徴】
平ボディは、荷台部分が囲いのない構造をしています。荷台がオープンでフォークリフトやクレーンでの積み下ろしがしやすく、長尺物や不定形の荷物も載せやすいです。また、荷台のサイズもバリエーションが豊富で、「ショート」「ロング」「ワイド」などの選択肢があり、床の高さも「高床」「低床」と種類があります。
側面には、アオリと呼ばれる開閉式の柵があり、荷崩れを防ぎながらもスムーズに荷物の積み降ろしができる構造です。

【平ボディが使用される仕事】
・建築資材や木材の運搬
・引っ越し業務
・農業や園芸用の資材輸送
・イベント機材や展示什器の搬入出
・廃材や産業廃棄物の収集運搬(※法令対応が必要なケースあり)

荷物の大きさや形状が異なる場合も対応しやすく、業種を問わず幅広く使用されます。積載効率の良さと荷台の使い勝手の良さから、初めて2トントラックを導入する際も選ばれることが多い形状です。

バン


【バントラックの特徴】
バンは、荷台全体が箱型で覆われた「箱車」と呼ばれる構造をしています。屋根や壁で密閉されているため、雨や風、ホコリなどから荷物を守れて天候の影響を受けにくいです。

箱部分の素材は、軽量なアルミ製パネルやホワイトボードのような樹脂パネルが使われることが多く、車両全体の軽量化や断熱性が考慮されています。また、簡易的な幌仕様(ソフトトップ)もあり、コストや用途に応じて選択可能です。

内装には、ラッシングレールが備えられ、荷物の固定もしやすいです。外観がフラットで広告ラッピングもできるので、企業の配送車としても広く活用しています。

【バンが使用される仕事】
・宅配便や企業間配送
・冷凍、冷蔵品を除く食品輸送
・書類や電子機器など精密機器の運搬
・家具や日用品の配送
・展示会やイベント機材の搬入出

荷物の破損や汚損を防ぎたい場面に適します。とくに、軽バンやワンボックスでは容量が足りない場合に2トン車のバンが選ばれます。積載性と保護性能を両立した信頼性の高い形状です。

ダンプ


【ダンプトラックの特徴】
ダンプは、荷台が油圧式で傾斜し、積載物を自動で荷降ろしできる構造をしています。荷台の床が後方に傾く「リアダンプ」が主流で、レバー操作ひとつで砂利や土、廃材などを一気に下ろせるため、作業効率が大幅に向上します。

荷台部分は強度の高い鉄製が多く、底面には補強が施されており、アオリ(荷台の側面)も高めに設計されていることが一般的です。

さらに、作業内容に応じて、次のような進化系が登場しています。

・強化ダンプ:床を通常の2倍の厚さにして耐久性を高めた
・三転ダンプ:後方だけでなく左右にも荷台を傾けられる
・クレーン付きダンプ:資材を吊り上げられる

より専門性の高い現場にも対応可能な荷台です。

【ダンプが使用される仕事】
・建設現場での砂利、土、砕石の運搬
・解体現場での廃材搬出
・造園業での土や植栽資材の運搬
・除雪作業における雪の搬出
・公共工事、土木工事全般

ダンプは、重さがあってまとまりにくい荷物を効率的に運搬や排出できるのが魅力です。少人数での現場作業や、短時間での積み下ろしが求められる業務では欠かせません。

クレーン付き


【クレーン付きトラックの特徴】
クレーン付き(ユニック)は、荷台の前方や中央に小型のクレーン(ユニック)を備えた構造をしています。
重い荷物やパレット積みの資材などを、荷台から直接吊り上げて移動や積み降ろしできます。このため、フォークリフトなどの重機が使えない現場でも作業を完結できます。

クレーンの操作は、車両側面に設けられたレバーやリモコンでおこなうので、荷台に人が乗らなくても作業できます。アームの長さや最大吊り上げ荷重は、車種によって異なり、2トンクラスならば軽量〜中量物の作業に適したクレーンが一般的です。

また、荷台をダンプ式に傾けられる「クレーン付きダンプ」などの複合型もあります。

なお、クレーンを操作する際には、「小型移動式クレーン運転技能講習修了証」などの資格が必要です。使用する機材や吊り上げ荷重に応じた免許と講習は、以下を参考にしてください。

作業内容 必要な免許と講習
クレーンの操作(吊り上げ荷重1t以上) 小型移動式クレーン運転技能講習
クレーンの操作(吊り上げ荷重1t未満) 移動式クレーン運転の業務に係る特別教育
荷の吊り下げ、誘導作業 玉掛け技能講習
公道の走行 車両総重量に応じた運転免許

【クレーン付きが使用される仕事】
・建設現場での資材や機材の搬入・搬出
・電柱、架線などインフラ工事
・看板、照明機器などの設置作業
・園芸、造園業での大型植木や石材の移動
・倉庫、配送現場での重量物搬送補助

人の手では対応できない重い荷物や、設置作業がともなうような業務で特に重宝されます。作業時間の短縮と人員削減の両立を図れることから、専門性の高い業務を担う企業で多く導入される車両です。
また、作業前には、ジャッキアップポイントの確認や荷台のマット保護など、安全作業に役立ちます。

冷蔵冷凍車


【冷蔵冷凍車の特徴】
冷蔵冷凍車は、荷室に冷却装置や断熱材が備えられたトラックで、荷台内の温度を一定に保ちます。主に生鮮食品や冷凍食品、医薬品など、温度管理が必要な荷物の輸送で活用します。

荷室は密閉性が高く、外気の影響を受けにくい構造です。
冷却方式は、次の2つが主流で、設定温度や目的に応じて選ばれます。

・直結式:冷凍機を用いる
・サブエンジン式:冷却ユニットを搭載

また、温度帯によって分類され、「冷蔵車(0〜10℃)」「冷凍車(−18℃前後)」「超冷凍車(−30℃前後)」があります。2トンクラスでは、街中での配送や短距離輸送に使われることが多いです。

【冷蔵冷凍車が使用される仕事】
・スーパー、飲食店向けの食品配送
・生鮮品、乳製品、冷凍品の物流
・医薬品、ワクチンの温度管理輸送
・生花、精密機器などのデリケートな荷物の輸送
・配食サービスやケータリング業務

荷物の鮮度や品質を保ちながら輸送できるため、食品業界や医療分野などで活躍します。車両価格は一般的な平ボディやバンに比べて高くなりますが、用途が明確な業種にとっては不可欠な選択肢です。

その他


【その他の2トントラック形状の特徴】
・ウイング車:荷台の側面(左右)が羽のように開閉するタイプ。フォークリフトでの横付け作業がスムーズで、大型倉庫や物流センターでの使用が多い。
・幌(ほろ)付きトラック:平ボディに帆布(キャンバス生地)で屋根と壁を設けた構造。軽量でコストが抑えられ、雨風から荷物を保護できる簡易型のバンとして使用される。
・パワーゲート付き車両:荷台の後部に昇降装置(リフト)を備えたタイプ。重量物の積み下ろしを電動で行えるため、省力化・安全性の向上に役立つ。
・リフト付きトラック:荷台の内部や後方にリフトを装備した車両で、車椅子や精密機器などを水平に昇降させる用途で使用される。

こうした特殊仕様の2トン車両は、一般的な形状に比べて価格はやや高めです。作業効率や専門性の高さから選ばれるケースが多くあります。

【その他形状が使用される仕事】
・ウイング車:物流センター、印刷業、精密機器輸送
・幌付き:引っ越し、農産品輸送、軽貨物運送
・パワーゲート付き:家具家電の搬入、医療機器輸送
・リフト付き:介護施設への配送、特殊機器の搬送業務

標準的な仕様では対応が難しい業務において、この形状が真価を発揮します。

【車両別】2tトラック(2トン車)の寸法(サイズ)


2トントラックには、ボディの長さや幅に応じて「ショート」「ロング」「ワイドロング」の3タイプがあります。荷台の広さや全体の寸法は、用途に大きく関わるため、作業内容や設置場所に合わせたサイズを選びましょう。

それぞれの寸法の目安は、下記のとおりです。

車両サイズ 荷台サイズ
長さ 高さ 長さ
ショート 約4.7〜5m 約1.7〜1.9m 約2〜2.3m 約2.7〜3.1m 約1.6〜1.8m
ロング 約6〜6.5m 約1.9〜2.1m 約2.4〜2.8m 約3.5〜4.3m 約1.8〜2m
ワイドロング 約6〜6.5m 約2.1〜2.3m 約2.5〜3.0m 約3.8〜4.3m 約2〜2.2m

それぞれの特徴は、次のとおりです。

ショートタイプ
全長が比較的短く、狭い路地や住宅街での配送に適したモデル。取り回しが良いため運転初心者にも扱いやすく、個人事業主や小規模業務で多く使われている。
ロングタイプ
荷台が長く、長尺物や大量の荷物を運ぶ現場に適したタイプ。全長があるため駐車や小回りには注意が必要だが、積載効率の高さが魅力。
ワイドロングタイプ
幅と長さの両方が拡張されたモデルで、最大積載量や荷台面積を優先したい方に適す。車両総重量や普通免許の範囲を超える場合があるので、免許区分には注意が必要。

【車種別】2tトラック(2トン車)の特徴・荷台寸法・積載量


2トントラックは、各メーカーからさまざまな車種が展開されています。エンジン性能や燃費、荷台サイズ、操作性などに違いがあり、導入目的に応じて最適な選択が求められます。

代表的な車種の基本的な特徴や荷台寸法、積載量などを一覧表にまとめました。

メーカー 車種 荷台寸法(m) 最大積載量(t) 特徴
長さ
いすゞ エルフ 約3.1〜4.3 約1.6〜2.1 2 高い耐久性と豊富なバリエーション
三菱ふそう キャンター 約3〜4.2 小回りの良さと低燃費
日野 デュトロ 約3〜4.3 積載バランスと静粛性
アトラス 約2.9〜4.2 小型で扱いやすい設計
UDトラックス カゼット 約3.0〜4.1 アトラスと共通設計が多い
マツダ ボンゴ 約2.7〜3.0 約1.6〜1.7 1.5 コンパクトで近距離向け
タイタンダッシュ 約3〜4 約1.6〜2 2 しっかり積める汎用タイプ
トヨタ ダイナ 約3〜4.2 約1.6〜2.1 耐久性とコスパに定評あり

※寸法・積載量はグレードやボディ形状によって異なります。

1.いすゞ:エルフ


(引用元:いすゞ)

いすゞ「エルフ」は、耐久性と信頼性に優れます。燃費性能や操作性、安全性能のバランスが良く、街中での配送から建設現場まで幅広い業種で導入されています。
エルフならではの強みは、エンジンの性能と耐久性です。いすゞはディーゼルエンジン開発に長けたメーカーであり、燃費の良さとトルクの力強さを両立させています。長時間運転や重量物を積んでの移動でも、パワー不足を感じにくい設計です。

また、バリエーションが非常に豊富で、「平ボディ」「バン」「ダンプ」「クレーン付(ユニック)」「冷蔵冷凍車」など、ほとんどすべての車体形状がラインナップされています。

2.三菱ふそう:キャンター


(引用元:三菱ふそう)

三菱ふそう「キャンター」は、小回りの利く設計と高い燃費性能が特徴で都市部を中心に広く活用されています。

キャンターの大きな強みは、快適な走行性能と運転支援機能です。最新モデルでは衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、電子制御ブレーキシステム(EBS)などの安全装備が搭載され、ドライバーの負担軽減と事故防止に配慮されています。

また、最小回転半径が小さく、燃費性能にも優れ、エコカー減税対象車として選ばれることもあります。

3.日野:デュトロ


(引用元:日野自動車)

日野「デュトロ」は、操作性の高さと静粛性に優れます。走行時のエンジン音や振動が抑えられ、長時間運転や夜間配送などでも快適に運転できると評価されています。

デュトロの大きな特徴は、トータルバランスに優れた走行性能です。高出力ながら滑らかな加速感があり、坂道や荷物を多く積んだ状態でも安定した走行が可能です。また、フロントの視界も広く車両感覚がつかみやすいため、初心者でも運転しやすい構造です。

さらに、ハイブリッドモデルも注目されています。燃費性能を重視するユーザーや環境配慮が求められる企業に選ばれて、低燃費と静音性の両立を実現しています。

「平ボディ」「バン」「冷蔵冷凍車」など、架装バリエーションも豊富で、多様な現場に対応しやすい万能型のトラックです。

4.日産:アトラス


(引用元:日産)

日産「アトラス」は、コンパクトな車体と扱いやすさが特徴です。
、エンジンの静粛性とスムーズな加速性能にも定評があります。運転席の設計もシンプルでわかりやすく、普通車しか運転したことがない方も違和感なく運転できます。

アトラスの大きな特徴は、軽快なハンドリングとフットワークの良さです。他車種と比べて最小回転半径が小さく、バックや縦列駐車などの場面でもストレスなく取り回せます。また、UDトラックスとの共有設計により、パーツの供給体制や整備性にも優れます。

平ボディやバンを中心に実用的な架装が揃い、日常的な配送業務や資材の運搬などの幅広い業務に対応できます。

5.UDトラックス:カゼット


(引用元:UDトラックス)

UDトラックス「カゼット」は、日産「アトラス」とプラットフォームを共有する姉妹車で、主に法人向けに展開されます。堅牢な車体と整備性の高さに定評があり、現場での耐久性を重視する業種に選ばれています。

最大の特徴は、UDトラックス独自の商用車ノウハウが活かされた堅実な設計です。商用車専業メーカーならではの視点で設計され、荷物を積んだ状態でも安定した走行が可能です。また、積載時のバランスが良く、長距離輸送や幹線道路での運転にも向いています。

一部グレードでは、アトラスよりも高出力の仕様が選べて、パワフルな走りを求めるユーザーに最適です。パーツ供給体制もUDトラックス経由で整っており、法人ユースとして信頼性が高いです。

6.マツダ:ボンゴ


(引用元:マツダ)

マツダ「ボンゴ」は、2トン未満クラスのトラックで、用途によっては1.5〜1.8トンクラスとして扱われます。

ボンゴの最大の特徴は、コンパクトで扱いやすく、普通免許で運転できる仕様が多く、全長と全幅が短めで、狭い住宅街や駐車スペースでもスムーズに取り回せます。ドライバーに負担をかけにくく、初めてのトラックとしても導入しやすいです。

また、車両価格や維持費が比較的安価なのもメリットで、簡素ながら必要十分な装備が備わっており、コスト重視の事業者にとっては高いコストパフォーマンスを発揮します。

7.マツダ:タイタンダッシュ


(引用元:マツダ)

マツダ「タイタンダッシュ」は、頑丈なボディと取り回しの良さを兼ね備えたトラックで、マツダを代表する車種です。ボンゴよりも一回り大きく、より本格的な積載を求める事業者に適します。

この車種の強みは、シンプルで無駄のない設計と確かな積載力です。装備や内装は必要最低限に抑えられ、価格帯や維持費を抑えつつ、実務的な使いやすさを追求したモデルです。ミッションの切り替えもスムーズで、乗り心地の改善にも配慮された設計が特徴です。

また、UDトラックス「カゼット」や日産「アトラス」との共通プラットフォームを採用していた時期もあり、部品の入手性とメンテナンスのしやすさに定評があります。

業種を問わず使いやすく、平ボディを中心としたスタンダードな仕様が揃っているため、「余計な機能はいらないが、しっかり積めて動くトラックがほしい」という実務重視のユーザーから人気があります。

8.トヨタ:ダイナ・トヨエース


(引用元:トヨタ)

トヨタ「ダイナ」「トヨエース」は、信頼性と扱いやすさを両立した、トヨタの代表的なトラックです。基本構造は共通で、販売チャンネルや一部仕様の違いによって名称が分かれていました。現在はダイナに統一傾向です。

最大の魅力は、安定したエンジン性能と長期間使える耐久性です。トヨタならではの車体設計と品質管理により、長距離走行や高稼働にも安心して対応できます。法人利用が多く、公共機関や運送会社などでも広く採用されています。

また、パーツ供給体制やサービスネットワークの充実度が高く、全国どこでもメンテナンスを受けやすいのがメリットです。平ボディやバンをはじめ、クレーン付きや冷蔵冷凍仕様など、業種に応じたラインナップも揃っています。

高い再販価値と安定した需要があり、長期的な運用にも適した実力派のトラックです。

【比較】2tトラックの導入にかかる費用


2トントラックの導入方法には、「新車購入」「中古車購入」「リース契約」「レンタル」があり、それぞれコストや契約形態が異なります。
ここでは、主な4つの導入パターンを比較します。相場費用の目安、メリットとデメリットをわかりやすく解説します。

※単位(万円)

新車 中古車
(5〜10年落ち)
リース(月額) レンタル(1日)
相場 平ボディ 約280〜350 約70〜150 約3〜4.5 約1〜1.5
バン 約330〜450 約100〜180 約3.5〜5 約1.2〜1.7
ダンプ 約350〜500 約120〜200 約4〜5.5 約1.3〜1.8
冷凍冷蔵車 約400〜550 約150〜250 約4.5〜6 約1.5〜2.2
クレーン付き 約420〜600 約180〜280 約5〜6.5 約1.6〜2.5
メリット ・状態が万全で、初期不良や故障のリスクが極めて低い
・保証内容が充実しており、長期使用にも安心
・架装・AT/MT選択・カラーリングなど、カスタムが自由
・新車の半額以下で導入できることもある
・即納可能な在庫が豊富で、すぐ使いたい場合に便利
・初期コストを抑えてスタートしたい方に最適
・新古車ならば状態は新車同様
・初期費用がかからず、月額固定で資金計画が立てやすい
・保険や車検、整備がセットになったプランもあり、管理の手間が少ない
・一定期間で車両を乗り換えられるため、陳腐化リスクを回避できる
・短期、一時的な利用時に無駄なコストがかからない
・保険や整備込みで、すぐに使える車両が揃っている
デメリット ・初期費用がもっとも高額になる
・人気車種や特殊仕様は納期が長引くこともある
・登録や架装などに時間がかかり、即納は難しい
・整備状況や使用履歴によって当たり外れがある
・外装、内装に劣化がある車両も多く、見た目や乗り心地に差が出やすい
・トラブルが発生しやすく修理費用がかかることもある
・契約期間が決まっており、途中解約には違約金がかかる
・車両の所有権はリース会社側にあり、勝手な改造やカスタムができない
・トータル費用は新車購入より割高になる場合もある
・長期で使うと割高になりやすい
・希望の車両や装備が用意されていないこともある
・カスタムや荷台マットなど、細かい装備を指定しにくい

1.新車

新車での導入は、安心かつ自由度の高い方法です。メーカーやディーラーから新品のトラックを購入し、必要な架装やオプションを付けて自社仕様に仕立てられます。

価格相場は、平ボディで約280万〜350万円です。

新車は、故障リスクが低く保証も充実しているため、長期間安心して使えて、業務に合わせてカスタマイズしやすいのがメリットです。

一方で、初期費用はもっとも高額で、人気車種や特殊仕様では納期が長くなります。すぐに使いたい場合は不向きです。
長期的な使用を前提とし、スケジュールに余裕があるときに適します。

2.中古車・新古車

中古車は、過去に使用されていたトラックを再整備して再販売するもので、購入価格を大きく抑えられます。
また、登録はされているものの未使用のトラックの新古車もあります。ディーラーの展示車両やキャンセル車のため、状態は新車とほとんど変わりません。

価格相場は、5〜10年落ちの平ボディで約70万〜150万円で、新古車は約180〜250万円です。
中古車は、価格を抑えられるだけでなく、在庫が豊富で即納できる車両も多いです。すぐにトラックを必要とする場面に対応できます。

ただし、車両によって状態に差があり、外装や内装に劣化が見られることもあります。
トラブル時の修理費用が自己負担のため、維持費がかさむ可能性も考慮しましょう。購入前には、実車の状態を確認してください。

3.リース

リース契約とは、トラックを一定期間、月額料金で借りる方法です。車両の所有権はリース会社にあり、事業者は使用権のみを持つかたちで契約します。

リースには、次の2種類があります。

リースの種類 特徴 月額相場(万円) 適しているケース
ファイナンスリース ・車両本体+登録諸費用+税金のみ
・整備や保険は自己手配
約3〜4.5 ・整備を自社または提携業者で行える場合
メンテナンスリース ・ファイナンスリースの内容に加え、車検、整備、タイヤ交換、保険などを含む 約4.5〜6 ・車両管理の手間を省きたい企業
・台数が多い場合

同じ2トントラックでも、契約内容によって1万円以上月額に差が出るので、契約前に内容を確認してください。

リースは、車両管理の手間を減らせて、一定期間ごとに車両を乗り換えられるのが魅力です。長期利用を前提に「毎月一定額で費用を計上したい」「車両管理を外部に任せたい」という事業者に人気の導入方法です。

一方で、契約期間中の途中解約には違約金が発生する場合があり、自由な改造やカスタムができないのは注意点です。
契約内容によって、総額が新車購入より高くなることもあります。

4.レンタル

レンタルは、必要なときだけ短期間で車両を借りる方法です。

価格相場は、平ボディで1日10,000〜15,000円です。
レンタルは、保険や整備が含まれている車両が多く、申し込み後すぐに使用できるのが強みで、引っ越しや繁忙期対応、代車などのスポットでトラックが必要な場面に活躍します。「ロングレンタル」を活用すれば、数日〜数週間の現場にも対応できます。
ただし長期間の使用は、リースや購入よりも総額が高くなります。また、希望する車種や装備がない場合もあり、細かい仕様の指定もしにくいです。

2tトラック(2トン車)を購入できる場所


2トントラックの購入方法には、複数の選択肢がありそれぞれに特徴や価格帯、保証内容などが異なります。
自社の用途や予算に合わせて、最適な購入ルートを選ぶことが重要です。
本章では、主な購入先として、「オークション」「ディーラー」「中古トラック専門店」の3つを紹介します。

1.オークション

オークションは、業者向けの車両取引市場で、さまざまな種類のトラックが日々出品されています。車両の中には、現場で使用されていた中古車から走行距離の少ない車両までさまざまなものがあります。

【特徴】
・価格が市場相場よりも安く購入できる可能性がある
・車両状態や履歴をしっかり確認する必要がある
・基本的に保証なしで現状渡しが多い
・入札、落札、搬送などの手続きに慣れている必要がある
【価格相場(平ボディ)】
・年式10年前後/走行距離10万km以上:40万〜70万円台
・年式5年以下:80万〜150万円前後

オークションでの購入は、コストを抑えたいがリスクも理解している上級者向けの手段です。取引には提携業者や代行業者を通す必要があります。

2.ディーラー

ディーラーは、トラックメーカーが直営または提携する販売店で、新車や未使用車を中心に取り扱っています。メーカー純正の装備や保証が充実しており、購入後のアフターサービスも安心できるのがメリットです。

【特徴】
・新車や未使用車を中心にラインナップ
・納車前の点検、整備、保証付きで安心感がある
・架装やオプションの相談にも柔軟に対応できる
・価格は相場よりやや高めになる傾向
【価格相場(平ボディ)】
・ベースグレード:約280万〜350万円

3.中古トラック専門店

中古トラック専門店は、各メーカーの中古車を豊富に取り扱う販売店です。近年はインターネット上で車両情報を検索、比較できる店舗も多く、状態の良いトラックを手頃な価格で購入できます。

【特徴】
・幅広いメーカー、仕様の車両から比較検討できる
・新古車(未使用中古車)や低走行車も多数
・保証付き、整備済みの車両が多く、安心して導入できる
・現車確認や試乗できることも多い
【価格相場(平ボディ)】
・中古車(年式5〜10年/走行距離5万km前後):約70〜150万円
・新古車:180万〜250万円前後

2tトラック(2トン車)の購入は「新古車専科」


新古車を扱う「新古車専科」では、常時500台以上の新古車を掲載し、毎日入荷しています。新古車は、新車購入時に支払う税金が必要なく、購入費用を抑えられます。さらに、在庫を確保しており、運輸局への登録も済ませているため納品も早いです。

メーカーや架装タイプを問わず、豊富なラインナップからトラックを選べるため、全車両に整備と保証が付いているためご安心ください。

2トントラックをお探しの際は、「新古車専科」をご活用ください。
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2tトラック(2トン車)トラックの燃費

2トントラックの燃費は、車種やエンジンの種類、積載状況、走行環境によって大きく変動します。ガソリン車とディーゼル車では燃費性能にも違いがあり、都市部と長距離走行でも数値に差が出るため、実際の使用環境に合わせて選ぶことが大切です。
2トントラックの燃費についてまとめました。

2トントラックの燃費の目安

2トントラックの「ガソリン車」「ディーゼル車」「ハイブリット車」の燃費の目安を表にまとめました。

駆動方式 燃費(km/L)
ガソリン車 約6〜8
ディーゼル車 約8〜12
ハイブリッド車 約12〜14

あくまで目安であり、実燃費は積載量や走行距離、道路状況により大きく変動します。

さらに、一部の車種の燃費を比較してみます。

【代表車種ごとの燃費比較(カタログ値)】

【代表車種ごとの燃費比較(カタログ値)】
車種名 駆動方式 カタログ燃費(km/L)
いすゞ エルフ ディーゼル 約10.2
三菱ふそう キャンター ディーゼル 約9.8
ガソリン
日野 デュトロ ディーゼル 約9
ハイブリッド 約12.2
日産 アトラス ガソリン 約8

燃費性能に注目すると、日野「デュトロ」のハイブリッド仕様がもっとも優れた数値を示し、燃費重視の現場には適した選択肢です。

いすゞ「エルフ」や三菱ふそう「キャンター」は、ディーゼル仕様で安定した燃費性能を発揮し、積載量や走行距離の多い業務に向いています。

ガソリン車が中心の「日産・アトラス」は、短距離の配送業務に適した仕様です。軽快な走行性能と初期費用のバランスを重視する場合に最適です。

このように、車種ごとに燃費の特性や得意な業務環境が異なるため、燃費数値だけでなく、走行条件や積載量などを総合的に踏まえて判断してください。

燃費に影響する要素

2トントラックの燃費は、車種やエンジン性能だけでなく、日常の運転習慣や使用環境によって大きく変わります。以下に、燃費へ特に影響を与える要素をまとめました。

積載重量

トラックは荷物を積んで走ることを前提とした車両ですが、積載量が増えるほどエンジンへの負荷が大きくなり、燃費が悪化する傾向があります。満載状態と空荷では、1〜2キロの差が出ることもあります。

走行環境(市街地/郊外/高速)

ストップ&ゴーの多い市街地では燃費が低下しやすく、郊外や高速道路などで一定速度で走行できる環境のほうが燃費は安定しやすいです。配送ルートや使用エリアも、燃費計算には重要な要素です。

アイドリング時間

荷待ちや積み込み時にエンジンをかけっぱなしにすると、燃料が無駄に消費されます。長時間のアイドリングは1時間あたり0.6〜1リットル程度の燃料を消費し、運用効率にも影響します。

タイヤの空気圧

空気圧が不足していると、タイヤの転がり抵抗が増えて燃費が悪化します。月1回の空気圧チェックを習慣づけることで、燃費の維持に加えて安全運転にもつながります。

荷物の積み方・重心バランス

荷台に偏りのある積み方をすると、エンジンや足回りに余計な負担がかかり、走行効率が落ちて燃費に影響することがあります。重量物は前方・中央に、バランスよく積載するのが理想です。

エアコンや電装品の使用

電力消費の大きい装備を長時間使うと燃料消費量が増えることがあります。必要のない時は電装をオフにするなど、小さな工夫が燃費維持に役立ちます。

燃費は、日々の使い方によって左右されるため、車両選びだけでなく運用の工夫もあわせておこないましょう。

燃費を重視するときのトラックの選び方

2トントラックを導入する際、「燃費の良さ」を重視するかどうかは業種や運行距離、運転環境によって判断が分かれるポイントです。おすすめの選択肢と燃費を配慮した車両選びのヒントをまとめました。

長距離輸送・高速道路が多いならディーゼル車

高速道路や幹線道路を走る機会が多い場合は、燃焼効率に優れたディーゼル車が有利です。特に中長距離での運用では、1回あたりの燃料消費量が抑えられ、トータルの燃料コストを削減できます。いすゞ「エルフ」やふそう「キャンター」などは、ディーゼル仕様での評価が高く、長距離輸送にも向いています。

短距離・市街地配送が中心ならガソリン車

走行距離が短く、1日に何度もストップ&ゴーを繰り返す市街地での配送には、ガソリン車の軽快さと初期コストの低さが魅力です。日産「アトラス」などはガソリン仕様が多く、軽快なフットワークと扱いやすさから都市部の事業者に人気があります。

環境配慮やランニングコスト重視ならハイブリッド

環境意識が高い企業や、燃費を徹底的に管理したい場合は、ハイブリッド車です。日野「デュトロ」のハイブリッド仕様は、静粛性と燃費性能ともに高水準で、走行距離が多い事業者ほどメリットを感じやすいです。

軽い荷物が多い、空荷での走行が多い場合

荷物が軽く空荷走行が多い場合は、車両重量自体が軽い車種を選ぶことで燃費改善に期待できます。バンタイプやボンゴのような小型モデル、ショートボディ仕様を視野に入れましょう。

燃費だけで選ばないのがポイント

燃費は重要な判断基準ですが、積載量、車両価格、整備性、架装の有無などバランスも考慮してください。

たとえば、多少燃費が落ちても架装付きで作業効率が高い車両を選んだほうが、結果的に業務全体のコストが下がるケースもあります。

走行する距離、荷物、道の条件に合わせて、最適な車種や仕様を選ぶことで、燃費と経営効率の両立につながります。

2tトラックと中型、大型トラックの違い


2トントラックを基準として、中型トラック(4トン)・大型トラック(10トン)との違いを比較します。自社に合った車両選びの参考にしてください。

それぞれの特徴を以下にまとめました。

最大積載量 車両総重量 サイズ 必要免許 新車価格 燃費 特徴
全長 全幅 全高
小型トラック(2t) 約2t 〜5t 4.7〜6.5m 1.7〜2.2m 2.0〜3.0m ・普通免許
・準中型免許
約280〜600万円 8〜12km/L 小回り、価格、汎用性が良い
中型トラック(4t) 〜5t 〜8t 6.5〜8.5m 2.2〜2.4m 2.5〜3.5m ・準中型免許
・中型免許
約500〜800万円 6〜9km/L 積載力とバランスに優れる
大型トラック(10t) 6.5〜t 11〜25t 10〜12m 2.5〜m 3.5〜m ・大型免許 約900〜2,000万円 4〜6km/L 大容量、高出力、長距離対応

サイズの選び方

それぞれのサイズは、下記を基準にして選びましょう。

2トントラック:小回りと扱いやすさ重視

都市部での配送や現場搬入に適したサイズです。車高や車幅も比較的コンパクトで、車庫入れや路地での取り回しに優れています。初期導入コストや維持費も低く、小規模事業者にとって導入しやすいクラスです。

中型トラック:積載力と汎用性のバランス

もっとも流通量の多い中型クラスで、物流業界の主力車両です。倉庫間輸送や建築資材、冷凍食品輸送など業種を問わず幅広く使用されており、荷台のバリエーションも豊富です。
ただし、運転には中型免許が必要となるため、人材確保や採用面では制限が出ることもあります。

大型トラック:大容量・長距離輸送に特化

積載量と走行安定性、エンジン出力のすべてが高水準で、幹線輸送や宅配の幹線ルートなどに使用されます。一方で、運転には大型免許と高度な運転技術が必要で、車両価格と維持費も非常に高額です。
企業規模や事業内容がある程度整っている業者向けのクラスです。

2tトラック(2トン車)に関するよくある質問


2トントラックの操作のコツや免許の条件、コスト面などの疑問をまとめました。

2tトラック(2トン車)運転のコツは?

2トントラックの運転ポイントは、6つです。

①内輪差を意識して大きめにカーブを曲がる
②ミラーとバックモニターで死角をカバー
③荷物の重さと重心に注意する
④カーブや交差点ではしっかり減速
⑤高さと幅を把握して走行ルートに注意
⑥荷物の積み方・固定方法も運転の一部

①内輪差を意識して大きめにカーブを曲がる
2トントラックはホイールベース(前後の車輪の距離)が長いため、カーブでは後輪がより内側を通ります。
交差点や細い道では、ハンドルを早めに切って外側にふくらむイメージで曲がると、巻き込みを防げます。

②ミラーとバックモニターで死角をカバー
車体が大きいため、後方や側面に死角が多いです。大きめのサイドミラーやバックモニターを活用して、周囲の安全を確認してください。
バック時や車庫入れ時は、「目視+ミラー+カメラ」の三段階確認が基本です。

③荷物の重さと重心に注意する
荷物を積んだ状態では重心が高くなり、横風や急カーブでふらつきやすくなります。特に建材や大型家電など高さのある荷物を積むときは、荷崩れを防止するために速度控えめにしてください。

④カーブや交差点ではしっかり減速
トラックは普通車よりもブレーキが効きにくく、慣性が働いて外に膨らみます。
曲がる直前での急ブレーキは車体が大きく揺れる原因になるため、早めに減速し滑らかに回ることを意識してください。

⑤高さと幅を把握して走行ルートに注意
2トントラックは車高が高いため、高架、立体駐車場、店舗の搬入口などの高さ制限に注意が必要です。
また、ワイドボディ仕様などは幅も広いため、狭い路地や対向車とのすれ違いにも慎重さが求められます。

⑥荷物の積み方・固定方法も運転の一部
荷台に偏って荷物を積むと走行バランスが悪くなり、ハンドル操作やブレーキに影響します。
積荷は前方か中央に寄せ、マットやラッシングベルトで固定することで、運転の安定性も高まります。

これらの基本のコツを押さえることで、より安全に運転できます。初心者の方はまず、小回りのきくショートボディ車で感覚をつかむことを推奨します。

2tトラック(2トン車)の車検や維持費はどのくらい?

2トントラックは貨物車扱いとなるため車検の頻度が1年ごとに定められ、普通乗用車よりも維持費がかかります。
車検費用と年間維持費の目安を表にまとめました。

【年間車検費用の目安】

項目 費用(円)
自動車重量税 16,400〜20,000
自賠責保険(12ヶ月) 15,000〜17,000
印紙代 1,200〜1,800
点検・整備費用 30,000〜70,000
車検代行手数料 10,000〜20,000
合計 80,000〜130,000

【年間維持費の目安】

項目 費用(円)
車検 80,000〜130,000
自動車税 17,000〜20,000
任意保険 50,000〜100,000
タイヤ交換 40,000〜80,000
オイル、部品交換等 20,000〜50,000
合計 250,000〜400,000

2tトラックは普通免許で運転できる?

運転免許の条件は、取得時期によって大きく変わります。

【2007年6月1日以前に取得した普通免許】
「8t限定中型免許(5トン限定含む)」に該当し、多くの2トントラックが運転可能

【2017年3月11日以降の普通免許】
最大積載量2トン未満、車両総重量3.5トン未満までとなり、2トントラックは不可

また、「AT限定免許」では、ミッション仕様のトラックは運転できません。トラックはまだMT車が主流なので、AT限定の方は車種選びに注意が必要です。

2tトラックはどれくらい積める?

車種や仕様により実際の最大積載量は、幅があります。とくに冷蔵冷凍車やパワーゲート付き車両は車両重量が重くなり、積載量は約1.5トンと少なくなります。

なお、「どれくらい積めるか」は車検証に記載された最大積載量の範囲内までです。
「2.0t積み」と記載があっても、荷物の高さがオーバーすれば安全上問題があります。積荷の高さ、バランス、床面地上高なども考慮して積載しましょう。

2トントラックと3トントラックは何が違うの?

2トントラックと3トントラックの違いは、「最大積載量」と「ボディサイズ」です。
名称のとおり、2トン車は約2トン、3トン車は約3トンまでの積載が可能で、荷室の長さや高さにも差があります。

特に「3トンロング」仕様は、荷室の長さにゆとりがあり、長尺物の運搬や積み放題系の用途にも人気です。
積載量が増える分、車両重量も大きくなるため、免許条件や車両総重量の確認が必要になります。

2tトラックは4WDですか?

2tトラックには、2WD(後輪駆動)と4WD(四輪駆動)の両方の仕様があります。
通常は2WDが主流ですが、雪道や山道、工事現場などの悪路走行を想定して4WDを選ぶケースも少なくありません。

特に「4WD 高床仕様」は、地上高が高く、ぬかるみや段差のある道でも底を擦りにくいため、建設や山間部などで重宝されます。

4WD仕様を選ぶメリットは、次のとおりです。

・雪道や未舗装路などでも安定して走行できる
・床面地上高が高く、悪路での車体接触を防ぎやすい
・坂道発進時や荷物を多く積んだ時も駆動力に余裕がある

まとめ


2トントラックは、小回りの良さと実用的な積載力を兼ね備えた人気の車両です。多彩な形状が揃っており、都市部での配送から工事現場での資材搬送まで、幅広い現場に対応できます。

また、4つの導入方法があり、予算や運用期間に応じた柔軟な選択が可能です。本記事を参考にして、自社にとって最も効率の良い車種を選定してください。

  • 2トントラックは積載量約2トンで、小回りと実用性を両立した人気車種
  • 「平ボディ」「バン」「冷蔵車」などの豊富な形状があり、用途に応じて選べる
  • 導入方法は「新車」「中古・新古車」「新古車」「リース」「レンタル」がある

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