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4トントラックの特徴・サイズ・積載量・免許|価格や購入する際のポイントについて

4トントラックは、物流業界や建設現場、引っ越し業界など、幅広い業界で活躍する中型トラックの定番車種です。
十分な積載能力があり、車両のサイズは、日本の道路事情に適応しています。これにより、多くの事業者が導入を進めているトラックです。
本記事では、4トントラックのサイズや特徴、免許、選び方、メリットデメリットまでを詳しく解説します。
購入検討時の参考にしてください。

4トントラックとは?


4トントラックは、最大積載量が約4トンで「4トントラック」と呼ばれている「中型トラック」のことです。
4トントラック(4トン車)の大まかな(※)大きさ、重量、燃費を下表にまとめました。

サイズ 積載量 車両総重量 燃費
全長:6~9m
幅:2~2.5m
高さ:2.5~3m
約4t 約8t 平均6〜8km/L

都市部や狭い道でも運転しやすいサイズのため、輸送業や建設業、引っ越し業など、さまざまな現場で利用されています。
平ボディや箱型のバン、クレーンが搭載された仕様など、架装の種類も豊富です。

※サイズや積載量、車両総重量は、メーカー・車種により異なります。

4トントラックはさまざまな現場で活躍!利用される主な用途

4トントラックは、汎用性が高くさまざまな現場で活用されます。業界と主な用途を下表にまとめました。

業界 用途 輸送品の例
物流業界 ・物流業界では、配送センター間の貨物輸送や中継拠点から都市部への配送に利用される
・配送効率の良いウイングトラックやパワーゲート付きトラックの人気が高い
家電、家具、大型商品など
建設現場 ・建設現場には4トントラックが欠かせない
・建築資材や建設機械の運搬に活用
・ダンプ仕様の車両は、砂利や土砂を効率よく運ぶ機能が備わる
コンクリートブロック、砂利などの建設資材
食品業界 ・飲食チェーンや食品メーカーが活用している
・温度管理のできる冷蔵や冷凍仕様の4トントラックが活用される
・高い鮮度を保ちながら食品を運搬
魚介類、冷凍食品、生鮮野菜
引っ越し業界 ・大量の荷物を効率よく運べるためオフィス、家庭の引っ越しでも活用される
・冷蔵庫やソファ、ベッドなどの大型家具を複数積載しても余裕があるため1回で荷物を輸送できる
・より多くの荷物を運びたいときにはロングボディやスーパーロングボディが活用される
大型家具から衣類など

4トントラック種類別によるサイズ・積載量


4トントラックの車体サイズと積載量は、車体と荷台の種類によって異なります。サイズは5種類あり、用途に合わせて選択します。
それぞれの寸法と積載量を一覧表にまとめました。(※)

全長 全幅 全高 積載量
標準ボディー 6〜7m 2〜2.2m 約2.5m 2.4〜4t
ロングボディー 8〜9m 3.5〜4t
スーパーロングボディー 9〜10m 約3m 3.6〜4t
ワイドボディー 〜10m 〜2.5m 〜3m 〜4t
ショートボディー 5〜6m 2〜2.2m 約2.5m 約3.5t

以降では、5種類それぞれの用途を紹介します。貴社の事業に最適な種類をご確認ください。
※寸法や積載量は平ボディを基準にして記載しています。

標準ボディー

標準ボディーは、4トントラックの中で最も汎用的なモデルです。都市部や狭い道路が多い地域で使用されます。長さが短くコンパクトなサイズのため、小回りが利きやすく、駐車や倉庫への進入も容易です。

標準ボディーが活用されている現場は、次のとおりです。

現場 詳細
宅配配送業務 家庭向けの大型商品(冷蔵庫、洗濯機、家具など)の配送
建設資材の運搬 狭い路地や小規模な建設現場への資材搬
木材やパレット積みの商品運搬

ロングボディー

ロングボディーは荷台部分が長く、標準ボディーでは収まりきらない荷物や、大量の荷物を輸送するときに使用されます。郊外配送や中距離輸送の現場で重宝されます。

ロングボディーが活用されている現場は、次のとおりです。

現場 詳細
大型家具や家電の輸送 引っ越し業務や家具メーカーからの出荷
複数の荷物を一度に運べる
中規模な農産物の輸送 農場から市場への農産物輸送
パレットに積まれた果物や野菜の輸送
中規模現場での建設資材の運搬 鉄骨や木材といった複数の資材を一度に搬入

スーパーロングボディー

スーパーロングボディーは、4トントラックの中で最大の荷台長を持ちます。
大量輸送や特殊用途に特化したタイプです。輸送効率が求められる場面や、長さのある荷物を運搬するときに適します。

スーパーロングボディーが活用されている現場は、次のとおりです。

現場 詳細
長距離輸送 大型物流センターから小売店舗への商品配送
ロジスティクスの効率化に大きく寄与する
冷蔵・冷凍輸送 食品業界におけるチェーン店や工場への食品輸送
長尺の建設資材輸送 長さのある資材や特殊な建設機材の運搬
鉄骨やパイプなど、標準的なトラックで運べない物の運搬
イベント機材の運搬 コンサートのステージ機材や音響設備の運搬

ワイドボディ

ワイドボディーは、全幅が約2.5メートルで、標準ボディよりも2〜3メートル広い設計です。横幅が広いことで、隙間を確保しながら荷物を積めます。これにより、引っ越しや機械輸送で荷物がぶつかるリスクを軽減できます。

また、パレット(※)の積載時は、標準仕様よりも隙間なく並べられるのが特徴です。輸送中の荷崩れや振動による破損を防げます。

※パレットとは
物流や輸送で使用される荷物を載せるための平らな台や板のことです。荷物の保管や輸送を効率化するために活用されます。
フォークリフトやパレットジャッキを使用して、荷物の移動や積み下ろしが容易におこなえるように設計されています。

ワイドボディーが活用されている現場は、次のとおりです。

現場 詳細
引っ越し業界での運搬 横幅を活かして、家具や家電などの大型荷物を効率的に配置できる
かさばる荷物を運搬する物流業界 大型スーパーや量販店への日用品や食品などの商品供給
建設業界での資材輸送 標準的なトラックでは積載が難しい長尺や大型の建材を運べる

ショートボディ

ショートボディは、短い全長のため、狭い場所での活用に優れています。住宅街、都市部での業務に活用されます。
標準トラックと比較しても運転しやすく、車両感覚を掴みやすいです。これにより、運転経験が浅いドライバーでも安心して操作できます。

ショートボディーが活用されている現場は、次のとおりです。

現場 詳細
都市部の単身引っ越し 狭い道路に対応しつつ、単身には十分な量の荷物を運べる
狭い街路に面した店舗への小口配送 コンビニやドラッグストアへの日用品の配送

4トントラックの代表車種


4トントラックは、日本国内の主要メーカーから、さまざまな車種が販売されています。
車種ごとに、車体サイズ・積載量・特長などは異なります。

4トントラックの代表的な車種を紹介するので、購入時の参考にしてください。

いすゞ自動車:フォワード


(引用元:いすゞ自動車)

「フォワード」のサイズと特徴は、次のとおりです。

サイズ 積載量 総重量 特性
全長:約8.5m
幅:約2.3m
高さ:約2.7m
約4t 約9t ・強力なシャーシ構造により、重い荷物を運ぶ業務に最適
・エコドライブを支援する「アイドルストップ&スタートシステム」を搭載

いすゞのフォワードは、バリエーションが豊富な歴史のある車種です。バンパーに重厚感があるデザインは、多くの男性から好まれています。
コーナリングランプがステップサイドに装備されていて、夜間に走行しやすいのも魅力です。

日野自動車:デュトロ


(引用元:日野自動車)

「デュトロ」のサイズと特徴は、次のとおりです。

サイズ 積載量 総重量 特性
全長:約6.4m
幅:約2.1m
高さ:約2.4m
約4t 約8t ・小型で機動性が高く、都市部での業務に最適
・自動ブレーキや車線逸脱防止装置など先進の安全技術を搭載

デュトロは、全長や全幅がコンパクトに設計されており、日本の狭い道路や都市部での配送に最適な4トントラックです。
ショートホイールベースの設定により、狭い交差点や住宅街でもスムーズに操作できます。これにより、配送や引っ越しなど、狭いエリアでの作業で活用されています。
またデュトロは、最新の省燃費ディーゼルエンジンを搭載しているため、燃料効率が非常に高いのも魅力です。

日野:レンジャー


(引用元:日野自動車)

「レンジャー」のサイズと特徴は、次のとおりです。

サイズ 積載量 総重量 特性
全長:約8.8m
幅:約2.3m
高さ:約2.8m
約4t 約10t ・長距離輸送に適した高出力エンジンを搭載
・キャビン内は快適性を重視した設計で、長時間の運転でも疲れにくい

レンジャーは、安全性能が特に優れており、ドライバーや周囲の安全を確保するための「プリクラッシュセーフティ」「車線逸脱警報システム」「ミリ波レーダーとカメラの連携」「ヒルスタートアシスト」機能など多数搭載しています。
そのほか、レンジャーは中古市場で人気があり、リセール価格が高いことも魅力です。

三菱ふそう:キャンターEX


(引用元:三菱ふそう)

「キャンターEX」のサイズと特徴は、次のとおりです。

サイズ 積載量 総重量 特性
全長:約6.8m
幅:約2.1m
高さ:約2.5m
4.45t 7.9t ・コンパクトな車体設計と高積載性能を両立
・力強い走りを支える進化したニューエンジン 「4P10+」を搭載

キャンターEXは、三菱ふそうの小型トラック「キャンター」に、最大積載量4.45トンの荷台を搭載したタイプです。
キャンターの荷台として最も大きい「ワイドキャブ・超超ロングボディー」をベースに、ドアと車体を支える窓柱を拡幅して造られました。

小型トラックならではの運転のしやすさと、輸送効率の高さを兼ね備えたトラックです。

三菱ふそう:ファイター


(引用元:三菱ふそう)

「ファイター」のサイズと特徴は、次のとおりです。

サイズ 積載量 総重量 特性
全長:約9m
幅:約2.3m
高さ:約2.9m
約4t 約9.9t ・優れた静粛性と快適性を重視したキャビン設計
・長距離輸送や重荷物輸送に耐えられる頑丈さ

ファイターは、高い積載性と耐久性を持ち、4トントラック市場で人気の高いモデルです。
頑丈なシャーシ設計により、重い荷物も安心して運搬できます。

キャビンの快適性と燃費性能が高く、長距離輸送に最適です。さらに、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報といった最新のシステムも搭載し、高い安全性を誇ります。

UDトラックス:Condor(コンドル)


(引用元:UDトラックス)

「Condor(コンドル)」のサイズと特徴は、次のとおりです。

サイズ 積載量 総重量 特性
全長:約6.5m
幅:約2.2〜2.5m
高さ:約2.5〜3.0m
約4t 約9.9t ・最新機能によりスムーズな操作性を実現
・住宅街の走行に優れる

Condor(コンドル)は、燃費性能と環境性能に優れた4トントラックです。
最新の「ESCOT-VI」トランスミッションでスムーズな操作性を実現しました。「衝突被害軽減ブレーキ」「車線逸脱警報」といった先進の安全装備も備えます。ドライバーにとって運転しやすい車種といえます。
低排出ガス技術も採用されており、住宅街での走行に配慮されているのも強みです。

トヨタ:ダイナ


(引用元:トヨタ)

「ダイナ」のサイズと特徴は、次のとおりです。

サイズ 積載量 総重量 特性
全長:約6.5m
幅:約2.2m
高さ:約2.5m
約4t 約7.9t ・ハイブリッドモデルが利用可能で、環境配慮型トラックとして注目
・安全装備や簡単な操作性を追求した設計

ダイナは、コンパクトな車体設計と優れた燃費性能を持ち、運転のしやすさが特徴です。さらに、ハイブリッドモデルをラインナップし、環境性能や経済性も考慮されています。トヨタならではの高い耐久性と、全国的なサポート体制も魅力です。

4トントラックの運転に必要な免許


4トントラックは中型自動車に分類されるため、運転には「中型自動車免許」か「大型自動車免許」が必要です。
それぞれの免許で運転できる車両条件をまとめました。

中型自動車免許 大型自動車免許
車両総重量 7.5〜11t未満 11t以上
最大積載量 4.5t未満 6.5t以上
乗車定員 10人以下 10人以上

業務状況によっては、一時的に4.5トン以上の荷物を積載し総重量が11トンを超えてしまうことがあるかもしれません。
その場合は、「大型自動車免許」を取得していないと運転できないため、ご注意ください。

また、免許制度は、改正を重ねています。取得時期や免許区分によっては、「普通免許」でも4トントラックを運転できるケースがあります。
免許区分ごとの運転の可否を表にまとめました。参考にしてください。

取得時期 4tトラックの運転可否 4tトラックの車両条件
2007年6月2日以前
に普通免許を取得

特例により4tトラックを運転可能
車両総重量8t未満
最大積載量5t未満
2007年6月2日〜2017年3月11日
に普通免許を取得

準中型免許が付与されているため運転可能
車両総重量7.5t未満
最大積載量4.5t未満
2017年3月12日以降
に普通免許を取得
×
普通免許では4tトラックの運転不可
中型自動車免許の取得が必要
なし

4トントラックにおけるナンバープレートの規定


4トントラックのナンバープレートは、使用用途や車両の種類によって、「色」と「番号」が異なります。
4トントラックにおけるナンバープレートの種類をまとめました。

【ナンバープレート色の種類】

ナンバー 用途 特徴
緑ナンバー 営業用
(商用車として利用される場合)
・緑色の地に白い文字
・一般的に有償で荷物を運ぶ事業用車両に該当
・貨物自動車運送事業法に基づき運送事業の許可が必要
(例:運送会社、引っ越し業者、食品配送などの営業目的で使用する車両)
白ナンバー 自家用
(自社での荷物運搬など、自家利用の場合)
・白色の地に緑色の文字
・自家用トラックは、有償で荷物を運ばない場合が該当する
(例:建設業者が自社の資材運搬に使用、農業者が収穫物を運搬する場合など)
黄色ナンバー 小型貨物車(※)として分類される場合

※車両総重量4.5t未満、最大積載量3t未満、乗車定員10人以下

・黄色の地に黒い文字
・小型貨物として登録される4tトラックの中でも軽量仕様の車両
黒ナンバー 軽貨物の営業用 ・ほとんどの4tトラックは黒ナンバーに該当しないが、稀に小型貨物営業用車両として登録される場合がある

【ナンバープレートの番号の種類】
ナンバープレートの分類番号(上3桁)は、車両の用途やサイズに応じて決まります。

ナンバー 特徴 規定
1ナンバー
(普通貨物トラック)
普通貨物トラックが該当
(例:平ボディ、アルミバンなどの一般的なトラック)
全長12m以下・全幅2.5m以下・全高3.8m以下であること
8ナンバー
(特殊車両)
特殊車両が該当
(例:冷凍車や活魚運搬車といった特定の業種で使用されるトラック)
・運転席以外に特殊な設備があり、設備の面積が1㎡以上
・特殊設備の面積が、運転席以外の合計床面積の50%を超える
・荷台と乗車スペースと間に隔壁か保護用の仕切りがある(最大積載量0.5t以下の場合は、座席の背当ても仕切りに該当)

【新車・中古車】4トントラックの価格相場


4トントラックの価格相場は、新車と中古車で異なります。また、新車と中古車それぞれにメリットとデメリットがあります。
一覧で比較してみると、次のとおりです。

新車 中古車
価格 1,000万〜2,000万円 200万〜1,200万円
納期 数週間〜数ヶ月 即納可能
保証 メーカー保証あり 購入する業者による
性能 最新技術搭載で高性能 状態による
ランニングコスト 燃費性能や故障リスクが低い 故障リスクが高い場合あり
リセール価格 比較的高い 年式次第で減価が早い

新車、中古車のそれぞれの価格とメリットデメリットの詳細を解説します。

4トントラックの新車価格

特徴 価格相場
標準モデル 1,000万〜1,500万円程度
高機能モデル
(ウイング車、冷蔵車など特殊仕様の場合)
1,500万〜2,000万円程度

新車の価格は、メーカーや車種によって異なります。また、次の性能がある場合、価格が高騰します。

  • 仕様や装備:ロングボディや冷蔵・冷凍車、パワーゲート付きなど、仕様が高度なモデル
  • エンジン性能:燃費効率や環境性能に優れたエンジンを搭載するモデル
  • 安全装備:衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報といった先進安全装備があるモデル

新車のメリットとデメリット

新車を購入するメリットとデメリットを下表にまとめました。

新車のメリット 新車のデメリット
性能の良さ:最新技術を搭載しているため、燃費性能や安全性能が高いこと。これにより運転も快適。
保証の充実:初期トラブル時の安心感がある。保証の期間も長い。
耐久性の高さ:新車のため中古車と比較すると長期で使用できる。
費用の高さ:安くても1,000万円以上の費用がかかる。経営状況によっては入手が難しい場合も。

納品に時間がかかる:数週間から数ヶ月かかり、すぐに導入できない。

4トントラックの中古車価格

特徴 価格相場
5年以内の年式が新しいもの 500万〜900万円程度
(走行距離が短く、状態の良い車両の場合)
5年以上の年式が古いもの 200万〜500万円程度
(走行距離が長くなればなるほど価格が安くなる)
高機能モデル(冷蔵車、ウイング車など) 500万〜1,200万円程度
(状態が良ければ新車に近い価格帯になることも)

中古車は、年式と走行距離によって価格が変動します。10年以上前の年式で、走行距離も20万キロを超えていると200万円程度で購入できます。

中古車のメリットとデメリット

中古車を購入するメリットとデメリットを下表にまとめました。

中古車のメリット 中古車のデメリット
・費用の安さ:200万円程度から購入できる。新車よりも初期費用を大幅に抑えられる。
・納車が早い:在庫がある状態で販売しているため、すぐに納品される。急ぎで導入したいときに最適。
・コスパが良い:状態の良い車両を選べば、新車と同等の耐久性となる。安く耐久性の高いトラックを導入できコスパが良い。
・故障しやすい場合がある:状態が悪いと故障しやすい。メンテナンス記録や故障歴を確認することが重要。業者が用意している保証も確認する。

・メーター改ざんの偽装

上記を踏まえると、中古車は安いうえに納期が早いメリットがあるものの、品質などに不安が残ります。そこで、新古車を購入するのも有効な手段です。
新古車は、未使用のトラックのため、新車のメリットを保ちつつ、新車よりも安く購入できます。架装された状態のトラックを販売しているので、納期も中古車と同様です。

4トントラックの新古車の在庫を確認したいときは、「新古車専科」の在庫ページからご確認ください。
常時500台以上の新古車が掲載しており、毎日入庫しているため高確率でご希望のトラックと出会えます。

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4トントラックを選ぶメリット・デメリット


4トントラックという車両サイズには、メリットとデメリットがあります。購入前にあらためて確認しましょう。

4トントラックのメリット

  1. 汎用性が高い
    ・引っ越し業務、物流配送、建設資材の運搬、食品輸送など、さまざまな業界で活躍している
  2. 日本の道路に適した車体サイズ
    ・日本の狭い道路や住宅街でも運転しやすいサイズ
    ・都市部の駐車スペースが限られた場所でも作業がスムーズにおこなえる
  3. 積載能力
    ・4人世帯の引っ越し荷物や、パレット積みの食品・工業製品を、十分に積める積載能力がある
    ・小型トラックより多くの荷物を運べ、大型トラックほどの燃費負担がないため、経済的
  4. 運転しやすい
    ・2017年3月以前に取得した普通免許でも運転できるサイズ感
    ・ショートボディを選択すれば、初心者でも扱いやすい
    ・長距離輸送を想定した車種は、キャブの快適性が高い

4トントラックのデメリット

  1. 特定の免許が必要
    ・2017年3月以上に普通免許を取得している場合は、「中型自動車免許」または「大型自動車免許」の取得が必要
    ・車幅や車高が普通車と比べて大きいため、運転感覚に慣れる必要がある
  2. 車両価格が高い
    ・2tトラックなどの小型トラックであれば、100万円以下で中古車が購入できるものの、4tトラックは安くても200万円程度かかる
  3. 維持費がかかる
    ・日常的に長距離を走行する場合には燃料費が大きな負担になる
    ・タイヤ交換(1本約4〜5万円)、オイル交換、冷凍機メンテナンスなど、使用頻度が高いほど維持費が増加する
    ・年間約15〜25万円程度の車検費が必要
  4. 都市部での使用に制限がある
    ・都市部では一部の道路で4トントラックの通行が規制される場合がある
  5. 運用に技術や知識が必要
    ・荷物の積載時は、荷崩れ防止のためのしっかりとした固定作業が必要
    ・積載能力が高いからこそ固定作業に技術が必要

4トントラック運転のポイント

4トントラックは普通車に比べて大きな車体を持ち、運転時に特別な注意が求められます。安全で効率的な運行を行うためには、車両の特性を理解し、運転の基本を押さえることが重要です。
4トントラックを運転するときのポイントを解説します。

車両サイズを理解・把握する

4トントラックは、車幅が2〜2.5メートルあります。そのため、狭い道や住宅街では接触のリスクが高まります。
死角も多く、車両の側方や後方は目視確認が欠かせません。
安全に運転するためには、車両サイズを理解し、次の対策をおこないましょう。

  • ルート計画時に障害物のあるエリアを避ける
  • ミラーを活用して車幅感覚をつかむ
  • バック時や狭い場所での駐車は同乗者に誘導を依頼する

スムーズな加速と減速を意識する

トラックは、車体に重量があるため、停止までに距離が必要です。多くの荷物を積載する4トントラックの場合、車両総重量が重く、減速だけでなく加速にも時間を要します。
このため、減速と加速の際は、次のポイントを押さえてください。

  • 加速時はアクセルを徐々に踏み込み、スムーズな動きを心がける。
  • 減速時は早めにブレーキをかけて、エンジンブレーキも併用する
  • 普通車の2倍以上の車両間隔を取る

交差点のカーブに注意する

4トントラックは、車体に長さがあります。カーブの際は、内輪差が生じるため巻き込み事故が発生しやすいです。
また、荷物を積載しているときは、車両に重量があります。これにより、カーブで横転のリスクが高まります。

これらを対策して安全に運転するには、次のポイントを押さえた運転が欠かせません。

  • 左折、右折の際は、大回りで進行し、後輪の起動に注意をはらう
  • ミラーで車両と歩行者を確認しながら左折、右折する
  • カーブ手前では十分に減速する

荷物を固定する

4トントラックを安全に運転するには、荷物の固定も重要です。走行中の荷崩れは、転倒のリスクにつながります。
これを避けるために、次のポイントを押さえて荷物を積みましょう。

  • 荷物を均等に配置して車両のバランスを保つ
  • 荷物の重量を把握し、過積載を避ける
  • 固定ベルト、ネットを使用して、荷物を固定する
  • 長距離輸送の場合は、定期的に荷物の状況を確認する

4トントラックに関するQ&A


4トントラックに関するよくある質問に回答します。

Q.購入する際のポイントは?

4トントラックの購入は、大きな投資となります。業務内容に適した仕様の車両を選ぶことが成功の鍵です。

  • ボディ別の用途は、次のとおりです。
  • 標準ボディ: 汎用性が高く、幅広い用途で使用可能。
  • ロングボディ: 長尺物や大量輸送に適している。
  • ウイングトラック: 側面から荷物の積み下ろしが可能で、効率的な作業ができる。
  • 冷蔵・冷凍車: 温度管理が必要な食品や医薬品輸送に最適。

また、同じ4トントラックでも、メーカーの車種によって最大積載量が異なります。自社の業務に合わせた積載量と仕様のトラックを購入しましょう。

Q.4トントラックはリース可能?

4トントラックをリース契約することはもちろん可能です。リースの場合、新車のトラックも初期費用を抑えながら導入できます。
リース期間を終えた後は、安い費用で購入し、自社の所有物にすることも可能です。

「新古車専科」では、リースサービス「せんかのリース」をご用意しています。資金調達が間に合わない方や、初めて検討している方へ最適な予算取りを提案しております。
提携している会社をご紹介するため、与信が通りやすいです。ほかにも、複数会社から一括で見積もりを取れます。比較したうえで最安値の会社を選定できます。

月々定額で新車を導入したいときには、せんかのリースへお問い合わせください。

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4トントラックの購入は新古車専科

4トントラックは、決して安くはない買い物だからこそ、新車か中古車か迷うものです。
中古車はたしかに費用を大幅に抑えられるものの、車両の状態によっては修理の頻度が高いです。結局ランニングコストがかかってしまうケースもあります。
できれば安い維持費かつ最新機能の備わった新車を導入したいところです。
そこで、初度登録(届出)済であるものの、まだ使用又は運行していない車両となる「新古車」の購入もおすすめです。

新古車ならば、新車購入時に支払う税金が必要なく、購入費用を抑えられます。さらに、在庫を確保しており、運輸局への登録も済ませているため納品も早いです。
新古車を扱う「新古車専科」では、常時500台以上の新古車を掲載し、毎日入荷しています。4トントラックをお探しの際は、「新古車専科」をご活用ください。

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まとめ

4トントラックは、仕様の選択肢が豊富であり、さまざまな業務で活用できる非常に汎用性の高いトラックです。

車種によって、サイズや積載量は変動します。事業に適した車種の選定が欠かせないため、用途はもちろん経営状況を加味したうえで「新車」か「中古車」かを検討しましょう。
新車よりも価格を押さえて、即納で購入したいときには、新古車も選択肢に入れてみてください。

  • 4トントラックのサイズは、全長6~9メートル、幅:2~2.5メートル、高さ2.5~3メートル
  • 4トントラックは積載量約4トンで、総重量は約8トン
  • 標準ボディー、ロングボディー、スーパーロングボディー、ショートボディー、ワイドボディーの5種類のボディサイズがある
  • 運転には、「中型自動車免許」か「大型自動車免許」が必要
  • 日本の道路に適した車体サイズであり、積載能力が高いため、汎用性が高い

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