BLOG ブログ

基礎知識

4トントラックの車種・寸法・中古新車価格・必要免許を徹底解説

4トントラックは、最大積載量が4トン前後で、車両総重量が8トン未満の中型トラックを指します。車種が多く、使い勝手の良いサイズのため導入を検討する事業者は多いです。導入の際、新車、中古車、レンタルもしくはリースか導入方法に迷うかもしれません。
本記事では、4トントラックの詳しい寸法とおすすめ車種、導入にかかる費用、必要免許など検討時に必要な情報をまとめました。最適なトラックを選ぶときの参考にしてください。

4トントラックとは?(概要)


4トントラックとは、最大積載量が4トン程度のトラックを指し、通称「4トントラック」と呼ばれるようになりました。
一般的には、中型トラックや普通トラックのことで、最大積載量が3〜6.5トンまでとなっています。
4トントラックは、中型トラックのため中型8トン限定免許以上の免許が必要です。

4トントラックが選ばれる3つの理由

4トントラックが選ばれる理由は、次のとおりです。

理由 詳細
架装の柔軟性 ・平ボディ、ダンプ、アルミバンなど架装の種類が豊富。
・荷物や業種に応じたカスタマイズが容易。
日本の道路事情に適応 ・狭い道や住宅街での走行が容易なサイズ。
・都市部の配送にも適している。
購入・維持費が安価 ・大型トラックと比較して、購入価格や維持費(自動車税、燃料費など)が低い。
・中小企業にとって経済的に扱いやすい。

特に、大型トラックと4トントラックにおける、購入維持費の差額は大きいです。例として、新車の価格と自動車税を比較しました。

4トントラック 大型トラック
新車価格 1,000~1,500万円 2,000〜2,600万円
自動車税(事業用) 18,500円 29,500円
※1t増加する毎に4,700円加算となる

使いやすさだけでなく、経済的に扱いやすいことも人気の理由です。

最大積載量・車両総重量と積載の算出方法

4トントラックの最大積載量は4トン程度、車両総重量は8トン程度です。
あくまで目安であり、車種や荷物の状況によって異なります。「4トントラックだから4トン荷物を積んでいい」と捉えると、車両総重量と積載量が所有する免許の範囲を超える場合があります。
中型免許を持っていても、大型免許が必要な重量に達すると無免許運転です。「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられるので注意してください。

車両総重量と最大積載量には、次の方程式が成り立っています。

車両総重量=車両重量+(乗車人数×55kg)+最大積載量

車両重量は、車検証を見ればわかります。また乗車人数も確定していることです。
これらの確定した数値を埋めたうえで、所有する免許と照らし合わせて積載可能な荷量を判断してください。

具体例を挙げながら最大積載量を算出してみます。

例)車両重量:3.1t
乗車人数:3名
所有免許:中型8トン限定免許
※車両総重量8t未満/最大積載量5t未満であれば運転可能車両総重量8トン−(車両重量3.1トン+乗車人数0.165トン)=最大積載量4.735トン

上記例の場合、中型8トン限定免許の最大積載量は、5トン未満です。計算で導いた「4.735トン」は免許の範囲を超えていません。これを踏まえると、最大4.735トンの荷物を積めるとわかります。

4トントラックのナンバープレート

4トントラックのナンバープレートは、1ナンバーと8ナンバーがあります。

1ナンバー 8ナンバー
特徴 普通貨物車が該当。

平ボディやダンプなどの一般的な中型トラック。

特殊車両が該当。

ゴミ収集車、冷蔵冷凍車、現金輸送車など、特定の事業で使用する中型トラック

条件 次の条件に当てはまること。

・全長12m以下
・全幅2.5m以下
・全高3.8m以下

次の条件に当てはまること。

・運転席以外に特殊な設備がある。設備の面積が1㎡以上。
・設備の面積が、運転席以外の合計床面積の50%を超える。
・荷台と乗車スペースと間に隔壁か保護用の仕切りがある(最大積載量0.5t以下の場合は、座席の背当ても仕切りに該当)

さらに、数字だけでなく色にも違いがあります。色の違いを下表にまとめました。

特徴
緑ナンバー 引越しや運送業など、有償で荷物を運ぶ事業用車両が該当。
白ナンバー 有償でなく自社の荷物を運ぶ車両が該当する。(建設業が自社の資材を運搬する等)
黄色ナンバー 車両総重量4.5t未満、最大積載量3t未満、乗車定員10人以下と、小型貨物車に分類される場合。

4トントラックのボディサイズ一覧


4トントラックには、ショートボディ、標準ボディ、ロングボディ、スーパーロングボディ、ワイドボディがあります。サイズを一覧表にまとめました。
※標準的な平ボディトラックの寸法を想定しています。

ショートボディ 標準ボディ ロングボディ スーパーロングボディ ワイドボディ
車両の寸法 長さ 6.1m 7.6m 8.6m 9〜10m 8.6m
2m 2〜2.2m 2.5m
高さ 2.5m
荷台の寸法 長さ 4.3m 6m 7.2m 8.2m 6.2m
2m 2.1m 2.3m
あおりの高さ 0.4m

それぞれの特徴も表にまとめたので参考にしてください。

種類 特徴
ショートボディ ・住宅街、都市部の狭い場所の運送で活躍。
・小回りが効き車両感覚を掴みやすいので、運転経験が浅い運転者でも安心。
標準ボディ ・最も汎用的なモデル。
・都市部での配送や中距離の運送など幅広い業務で活躍。
ロングボディ ・長尺の荷物や大量の荷物の運送で活躍。
・郊外配送や中距離輸送の現場で重宝される。
スーパーロングボディ ・大量の荷物の運送に最適。
・コンサートのステージ機材など、特殊な物を運ぶ時に活躍。
ワイドボディ ・横幅が広く隙間を確保しながら荷物を詰める。
・パレットは、他の仕様より隙間なく詰めるので、荷崩れや振動による破損を防げる。

キャブのサイズ

4トントラックは、荷台だけでなくキャブの高さにも違いがあります。ここでは、いすゞレンジャーを例に比べてみます。

標準ルーフ:約2.4m
ハイルーフ:約3.5m

ハイルーフトラックは、運転席の上部に仮眠スペースとベッドが搭載されています。長距離運送の場合は、ハイルーフの4トントラックが最適です。

架装のラインナップ

4トントラックの架装ラインナップをまとめました。

架装 特徴
アルミウイング ・両側が開閉可能で、荷物の積み降ろしが簡単。
・主に倉庫間の物流で使用。
平ボディ ・平らな荷台で、荷物を積み降ろしやすい。
・長尺物や重機の運搬に最適。
ダンプ ・平らな荷台が傾斜し、荷物を自動で降ろせる。
・土砂や砂利を運ぶ時に便利。
アルミブロック ・アルミ製のブロックが使われ、強度がありながら軽量。
・長距離輸送や重い荷物の運搬に最適。
クレーン ・クレーン付きの荷台で、荷物を吊り上げて積み降ろしできる。
・建材や重機の運搬に便利。
ドライバン ・完全に密閉できる箱型の荷台。
・温度管理が不要な一般的な貨物の輸送で活躍。
冷蔵・冷凍バン ・温度管理が可能。
・食品や薬品などの輸送に最適。
テールゲートリフター ・荷物を簡単に積み降ろしできる装置。
・貨物の積載作業を効率化するのに使われる。
セーフティローダ ・車両に搭載された特殊な装置。
・車両の位置を自動調整し、安全な積み降ろしをサポート。

最も流通しているサイズだからこそ、多くのメーカーで多種多様な架装を用意しています。事業に合った仮装を選べるのは4トントラックの強みです。

特殊形状のラインナップ

そのほか、特殊形状の4トントラックもあります。車両の例は、次のとおりです。

車両 特徴
除雪車 ・雪を除去するために装備された車両で、冬季に道路の除雪作業をおこなう
じんかい車 ・建設現場や工事現場で使用される
・土や砂利などを積み込むための車両
バキューム ・液体を吸引して運搬する装置を搭載
・汚水や排水の処理、吸引作業で活躍

特殊形状は、車両総重量と積載量が大幅に増えてしまうので、運転には大型免許が必要です。

4トントラックに必要な運転免許


4トントラックを運転できる免許は、次の3つです。

旧普通免許(2017年3月11日までに取得した場合)
中型免許
大型免許

ただし、免許によって運転可能な車両条件が異なります。次の表を参考にしてください。

免許の種類 運転できる車両条件
車両総重量 最大積載量
2007年6月2日以前に取得した旧普通免許 8t未満 5t未満
2007年6月2日〜2017年3月11日までに取得した旧普通免許 7.5t未満 4.5t未満
中型免許 7.5〜11t未満
大型免許 11t以上 6.5t以上

普通免許と中型免許の違い

2017年3月12日から現在までに取得した普通免許の場合、4トントラックを運転できません。
現在の普通免許で運転できる車両サイズを、中型免許と比べながら紹介します。

免許の種類 運転できる車両 取得条件 車両の例
車両総重量 最大積載量
普通免許 3.5t未満 2t未満 18歳以上 普通免許

軽トラック

小型バン

普通乗用車

普通バン

など

中型免許 7.5〜11t未満 4.5t未満 普通免許を保持してから最短で2年以上経過後 中型トラック(4トントラック)

バス

キャンピングカー(大型バン)

など

4トントラックの種類


4トントラックは、さまざまなメーカーから発売されています。主要メーカーの車種を9つご紹介します。

メーカー 車種 全長 全幅 全高 最大積載量
三菱ふそう ファイター 8.65m 2.49m 3.51m 4t
キャンターEX 6.8m 2.1m 2.5m 4.45t
いすゞ フォワード 8.18m 2.26m 2.53m 3.75t
フォワードFカーゴ 8.3m 2.3m 3.2m 4.9t
UDトラックス Condor(コンドル) 3.3m 3.65t
日野 レンジャー 8.1m 2.2m 3.2m 4t
マツダ タイタン 4.8m 1.9m 2.2m
トヨタ ダイナカーゴ 6.1m
日産 アトラス 6.4m 2.2m 3.1m

三菱ふそうファイター

(引用元:三菱ふそう)

三菱ふそうファイターは、車両の軽量化によって高積載を実現したトラックです。電制エキゾーストブレーキを搭載し、補助ブレーキ性能を高め、安全性の高さは抜群です。
発進性を高めるふそうローンチアシストも搭載され、スムーズな運転が実現しました。

三菱ふそうキャンターEX


(引用元:三菱ふそう)

三菱ふそうキャンターEXは、小型トラックキャンターに中型トラックなみの積載量を確保したモデルです。小型トラックならではの経済性と機動性が強みです。
さらにキャンターEXは、人体へ悪影響のある、排出ガス中の粒子状物質や窒素酸化物を大幅に軽減しています。街中での使用に最適です。

いすゞフォワード


(引用元:いすゞ)

いすゞフォワードは、大型トラックのギガに搭載される高機能シートを採用しています。長時間の運転でも、疲労の蓄積を最小限に抑え快適に運転できます。さらに4WDのため、雪道やアイスバーンなど特殊な環境下でも安定して運転できるのが特徴です。

いすゞフォワードFカーゴ


(引用元:いすゞ)

いすゞフォワードFカーゴは、フォワードに必要な装備だけを架装した、いすゞオリジナルの完成車です。
ラインナップは「ウイング」「ドライバン」「冷凍冷蔵車」の3種類です。床下格納式テールゲートリフターが標準で装備され、作業効率の向上に貢献します。

UDトラックスCondor(コンドル)


(引用元:UDトラックス)

UDトラックスコンドルは、環境性能と燃費性能が高いトラックです。DPD+尿素SCRを組み合わせたシステムにより、排出ガス中の粒子状物質や窒素酸化物を大幅に浄化しています。
トランスミッション(エンジンの動力を車輪に伝えるための装置)には、9速マニュアルを採用し、燃費とパワーの両立を追求しました。

日野レンジャー


(引用元:日野)

日野レンジャーは、中古市場で人気がありリセール価格の高いトラックです。事業用車として幅広い業種で活躍し、販売台数は長年に渡ってトップシェアを誇ります。
シートの快適性、燃費、安全性の高さは、多くのドライバーが評価するポイントです。

マツダタイタン


(引用元:マツダ)

マツダタイタンは、オートマ(AT)限定運転免許に対応したトラックです。状況に応じて適切なギアを自動選定するため、燃費が運転技術に左右されません。
運転時の快適性が高く、運転者を先進の安全技術で支援する安全運転サポート車(サポカーS・ベーシック+)に該当しています。

トヨタダイナカーゴ


(引用元:トヨタ)

トヨタダイナカーゴは、ワイドキャブを選定することで4トン車に該当します。市街地走行用の小型トラックとして設計され、狭い道路の走行や縦列駐車にも安心な最小回転半径を実現しています。
さらにハイブリッドシステムを搭載し、燃費と環境性能に優れたトラックです。全国各地に代理店があるので、サポート体制も万全です。

日産アトラス


(引用元:日産)

日産アトラスは、セミロングかロングボディを選べば、4トントラックとなります。アトラスの1番の魅力は燃費性能です。
パワフルで低燃費の最新型ディーゼルエンジンを採用し、小型トラックのなかで高い燃費性能を誇ります。小型トラックならではの取り回しの良さも魅力です。

2トントラックと4トントラックの違い


4トントラックを事業に導入するとき、維持費を抑えられる小型の2トントラックと迷うかもしれません。
そこで、4トントラックと2トントラックの違いを解説します。車両総重量から最大積載量、荷台寸法、必要免許と運転のコツがわかるので、参考にしてください。

最大積載量・車両総重量

4トントラックと2トントラックの大きな違いは積載量です。最大積載量と車両総重量の違いを表にしました。

4tトラック 2tトラック
車両総重量 約8t 約5t
最大積載量 約4t 約2t

用途・目的

積載量の違いによって、活躍する業種が異なります。貴社の業種と照らし合わせて、車両サイズをご検討ください。

4tトラック 2tトラック
用途 中長距離輸送で用いられる 市街地の配送で用いられる
業種例 引越し
物流
建設
食品
配送
農業・園芸
リサイクル(資源ごみの回収など)

2トントラックは、拠点から50~200km圏内の近距離で日帰りの運送に活用されます。一方4トントラックは、中長距離輸送に用いられます。

運転難易度

4トントラックと2トントラックは、運転難易度にも違いがあり、必要な免許も異なります。
免許と難易度の違いを表にしました。

4tトラック 2tトラック
免許証 旧普通免許以上のもの 現在の普通免許
扱いやすさ 狭い場所の運転や駐車に注意が必要。
駐車がやや難しく、広いスペースが必要。
取り回しやすく、狭い道、駐車場で問題なく運転可能。
バックでも駐車しやすい。
高速道路の走行 安定した走行が可能。 風の影響を受けるので、やや不安定。
積載量の影響 積載量が多く重さを感じ、運転の負荷が高い。 積載量が少ない分運転が楽。
ただ、積載量が増えると安定性に影響が生じる。

4トントラックの新車・中古・レンタカー・リースの価格を比較


4トントラックの導入方法は4つです。

・新車購入
・中古車購入
・レンタカー
・リース

それぞれの料金相場を紹介します。自社の経営状況を踏まえて検討してみてください。

4トントラック新車の価格相場

4トントラックの新車価格は、車両の仕様とメーカーによって大きく異なります。

一般的な平ボディタイプの4トントラックは、1,000〜1,500万円が相場です。冷蔵・冷凍車やウイング車、クレーン付きなど、特別な機能を搭載した車両になると価格はさらに高くなります。例えば、クレーン付きや冷蔵車の場合は、2,000万円ほどかかります。

新車は、車両の寿命が長く、メンテナンスコストが少ないです。長期間にわたって使用する場合は魅力的な選択肢かもしれません。

4トントラック中古車の価格相場

4トントラックの中古車は、車両の年式や走行距離、状態によって価格が大きく異なります。一般的に、200万〜1,200万円が相場です。

年式と架装による違いは、次のとおりです。

5年以内の年式:500〜900万円程度
5年以上の年式:200〜500万円程度
冷蔵車、ウイング車など:500〜1,200万円程度

中古車は、新車に比べて安く、初期投資を抑えるのがメリットです。短期間の使用や導入コストを抑えたいときは有効な手段です。
ただし、購入後は、頻繁なメンテナンスが必要になる可能性もあります。

中古車でも、限りなく新車に近い「新古車(未使用車)トラック」という選択肢もあります。新古車は、高年式低走行、また新車に比べ車両価格を抑えられるのが最大の魅力で、中古車より安心した車両を選択したい方におすすめです。

新古車専科」は、新古車を中心に取り扱っているため、より多くの未使用トラックが販売されています。新古車専科では、その台数は1000台以上で、既に登録済のため即納が可能です。ぜひ新古車専科でお気に入りの一台を探してみてください。

レンタカー料金

4トントラックのレンタルでは、1日料金もしくは月額料金でプランを用意している業者が多いです。
業者によって違いますが、それぞれの料金相場は次のとおりです。

1日あたりのレンタル料金:約2万円/日
月額制の場合のレンタル料金:約30万円/月

レンタルは、2~3ヶ月の短期間の使用に適します。車両のメンテナンスと管理はレンタル業者がおこなうため、使用者にとって管理の負担が少ないです。

リース

そもそもリースとは、新車を手軽に導入できる点が最大のメリットです。リース期間を終えたあとは、新しい車両に乗り換えることも可能ですし、そのままリースしていた車両を購入することもできます。

リースには「ファイナンスリース」と「メンテナンスリース」の2種類があります。それぞれの内容と料金相場を表にまとめました。

ファイナンスリース メンテナンスリース
料金相場 25~40万円 35〜50万円
特徴 ・車両本体価格、税金、保険料などがリース料金に含まれる。
・メンテナンス費用は含まれない。
・月々の支払いは、安価ですが、車検や定期点検、部品交換の際に多額の出費が生じる。
・ファイナンスリースに加え車検や定期点検、部品交換のメンテナンス費用もリース料金に含まれる。
・月々の支払いはファイナンスリースより高くなるが、コストが平準化され、経営上管理しやすい。
内訳 ・車両本体価格自動車税
・重量税
・自賠責保険
・任意保険料など
・車両本体価格
・自動車税
・重量税
・自賠責保険
・任意保険料
・車検
・定期点検
・部品・消耗品等の交換など

新古車専科「せんかリース」では、資金調達が間に合わない方、初めて検討している方も、簡単申し込みで最適な予算取りをご提案させていただきます。
全国数十社のリース・ローン会社との業務提携により一括査定が可能なため、資金繰りをサポートいたします。

トラックに特化リース・ローン「せんかのリース」はこちら

4トントラックの維持費


4トントラックを所有すると、年間の維持費はどれくらいかかるのでしょうか。税金や保険料などをまとめました。
※ガソリン、高速、駐車代は、事業によって異なるため除外します。

自動車税 自家用/15,500円
事業用/20,500円
車検 66,000円
自賠責保険 約36,000円
任意保険 100,000~200,000円
消耗品の交換 100,000〜150,000円
合計 35万300円〜49万3,300円/年

年間で35万300円〜49万3,300円かかることがわかります。任意保険を省いたり、中古車を導入することで維持費はこれよりも抑えられることがあります。

新車中古車購入・レンタル・リースのコスパ比較

前項で算出した維持費をもとに、新車と中古車、レンタル、リースにおける月々の維持費のコスパを比較します。各々が重要視する事柄によって、コスパの良し悪しは異なるでしょう。

新車 中古車 リース レンタル
車両 268,531円 89,510円 約35万円 約30万円
維持費 35,000円 50,000円
合計 約30万円 約14万円

※新車の車両代は1500万円で購入し5年間のローンを想定。中古車の車両代は500万円で購入し5年間のローンを想定。

コスパの面でそれぞれの特徴をまとめると次のとおりです。

中古車:維持費を圧倒的に抑えられます。ただ、車両によっては5年持たないこともあり、短期間での買い替えを強いられるかもしれません。

新車:リースとレンタル同等の費用がかかりますが、トラックが自社の所有物となるのは魅力です。また10年程度は乗れるケースがほとんどです。

リース:維持費は高いですが車検、点検、保険などの煩雑な手続きを代行してもらえます。新車に乗れるのも魅力です。人件費を考慮すると特別高くはありません。

レンタル:新車の維持費と同等ですが、車両が自社の所有物になりません。

これを踏まえ、各々が重視する事柄別におすすめの選択肢をまとめました。

新車 中古車 リース レンタル
・トラックを所有したい
・10年以上使用したい
・トラックを所有したい
・5年程度乗れればいい
・初期費用を抑えたい
・新車に乗りたい
・車両は所有しなくていい
・保険や車検などにかかる管理リソースを削減したい
・数ヶ月だけ利用したい

「新車の4トントラックを所有したい」と考えているのであれば、新古車の購入をおすすめします。
新車購入時に支払う税金が必要なく、購入費用を抑えられます。在庫を確保した状態で販売しているので、運輸局への登録も済ませており、納品の速さも魅力です。
新古車を扱う「新古車専科」では、常時100台以上の新古車を掲載し、毎日入荷しています。4トントラックをお探しの際は、「新古車専科」をご活用ください。

新古車専科 4トントラック 在庫を見る

まとめ

4トントラックは、高い積載能力を備えながら、日本の道路事情に適したサイズであり、さまざまな業種で使われています。高速道路を使用した中長距離の運送から、市街地での運送まで幅広く活躍する優れものです。
旧普通免許以上を取得していれば運転できるので、ドライバーを確保しやすいのも魅力です。

新車、中古車購入、リース、レンタルとさまざまな入手方法があるので、貴社の状況にあった入手方法を本記事を参考にしながら検討してみてください。

  • 4トントラックは、最大積載量約4トン、車両総重量約8トンの中型トラック
  • ショートボディ、標準ボディ、ロングボディ、スーパーロングボディ、ワイドボディの種類がある
  • 最も流通しているサイズのため、架装のラインナップが豊富
  • 新車は1,000〜2,000万円、中古車は200〜1,200万円で購入可能
  • 新車、中古車、リース、レンタルにするかは、記事を参考にしながら各々の状況によって選定すると良い

関連する記事

トップへ戻る
  1. 未使用車・特選車専門サイト 新古車専科
  2. ブログ
  3. トラックの基礎知識
  4. 4トントラックの車種・寸法・中古新車価格・必要免許を徹底解説